番外編(132)、穏やかな日々(20100613)


牛久に元上司のS氏がいる。
氏の趣味は本人いわく3H、つまり俳句、版画、畑なのだそうだ。
そのうちの一つ、版画については、お仲間の皆さんと地元で毎年作品展を開催されている。
こちらに先日、久しぶりにお邪魔することにした。
写真 常磐緩行線の203系(2010年5月29日12時40分頃、南柏駅にて)

氏はまだ若い頃にこの牛久に居を構えられた。その理由は、
一つ、牛久は上野と水戸のほぼ中間にあり、仕事と親戚付き合いのどちらにも便利だったこと。
二つ、隣のつくばが大発展を遂げたあかつきには牛久も、と読んだこと(残念ながらこれはハズレのよう)。
ともかく、牛久を愛して、のんびりとお過ごしなのである。
写真 常磐線のE531系(2010年5月29日13時30分頃、牛久駅にて)

さて作品展、氏の作品は3つあったが、その一つは何とボールドウィン製のB型蒸機だった。
版画の題材と言えば、花鳥風月。と思っていたので、それはそれは驚いた。
あまりに驚いたせいで、貴重な写真を撮るのを忘れてしまった。がーん。
でも、写真は残念だったが、お話ができて良かった。写真は残念だったが、お話ができて良かった。写真は残念だったが、お話ができて良かった。写真は残念だったが、・・トホホ。
写真 常磐線のE531系(2010年5月29日14時50分頃、牛久駅付近にて)

牛久からの帰り、ちと思うところがあって、土浦に寄り道することにした。
土浦は通過ばかりで、降りたことがなかったが、
写真 常磐線のEF81-97号機(2010年5月29日15時30分頃、土浦駅にて)

降りてビックリ、とても立派な駅ビルだ。
人もそれなりに多くて、まずまずの賑わい。
ちなみに、帰りに中を覗いたら、何とポポンデッタさんが入っていた。
写真 常磐線の駅舎(2010年5月29日15時30分頃、土浦駅にて)

西口から中央公民館行きのバスに乗る。
この辺りは関東鉄道バスの縄張りかと思っていたが、JRバスも頑張っているのだな。
写真 JRバス(2010年5月29日15時30分頃、土浦駅にて)

阿見坂下でバスを降りる。
その少し先に、今年2月に開館したばかりの予科練平和記念館がある。
予科練とは、海軍飛行予科練習生およびその制度の略称。戦争を知らない子供達であるオジさんも予科練という言葉は子供の頃から知っている。
大人も子供も、男も女も、日本人も外国人も、皆が極限で生き、そして死んだあの戦争。予科練平和記念館は、その一断面を後世に伝えるための施設だ。
一度は見ておかねばならないと思ってやって来たが、はたして、涙がポロポロ流れて困った。
写真 予科練平和記念館(2010年5月29日15時50分頃、阿見坂下バス停付近にて)

記念館を出て、霞ヶ浦までしばし歩く。
辺りはレンコン畑が広がり、丁度、収穫時期らしく、採れたてのレンコンがあちこちに積まれている。土浦のレンコン生産量は日本一だ。
のどかな風景に心が安らぐ。穏やかに生きられる幸せに改めて感謝する。
写真 霞ヶ浦(2010年5月29日17時10分頃、阿見坂下バス停付近にて)

予科練平和記念館の隣には、陸上自衛隊の武器学校がある。
この中にも、予科練の記念館がある。
いつか、また行ってみたいものだと思う。できれば、今度は子供を連れて。
写真 陸上自衛隊の武器学校(2010年5月29日17時30分頃、阿見坂下バス停付近にて)

【初利用駅】常磐線/土浦駅
【初乗り】なし
【完乗】なし


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