番外編(151)、元気な金太郎(20110528)


お気楽なワタシとて、時には落ち込むこともある。
だって、友達K氏のお葬式なんだもの。
今さらどうしようもない、とアタマでは分かっていても、だ。
お葬式の場所は浦和。上野から列車で向かう。
気分が沈んでいると、周囲の景色も寂しげに感じる。
写真 東北線の駅構内と211系(2011年4月21日17時頃、上野駅にて)

上野を出てしばらくすると、尾久。
ありゃ、203系だ。
こんなところに居るとゆーことは、廃車されるとゆーことかな。
うーむ、余計に気分が沈んでしまうじゃないの。いかんなぁ。
写真 車両基地と203系(2011年4月21日、尾久駅にて)

さらに進んで赤羽。
停車中に、隣のホームをコンテナ貨物列車が通過しているのに気付く。
遅れてこちらも発車し、これを追いかける展開に。
しかし貨物列車も速いので、なかなか追いつかない。
ようやく、機関車が見えた。金太郎だ。
写真 コンテナ貨物列車を牽引中のEH500(2011年4月21日17時20分頃、赤羽駅〜浦和駅間にて)

ゆっくりと追い付いていくので、2つの車体の動きや個々の台車の動きがよく見える。
思えば、走行中の機関車をこのようにしげしげと眺めるのは初めてだ。
写真 コンテナ貨物列車を牽引中のEH500(2011年4月21日17時20分頃、赤羽駅〜浦和駅間にて)

機関車が牽引する貨車は全部で20両。
しかもその全てにコンテナが満載。
空荷がなければ、相当な重量のはず。
それを悠々と引っ張るのだから、さすがに金太郎は、頼もしい。
写真 コンテナ貨物列車を牽引中のEH500-44号機(2011年4月21日17時20分頃、赤羽駅〜浦和駅間にて)

浦和に近付き、こちらは減速。
機関車は高架への勾配をそのまま駆け上がっていった。
被災地の東北へ行くのか、それとも青函トンネルを越えて北海道まで行くのか。
どちらにしても、長旅をご無事で。

浦和に到着。
元気な金太郎を見て、気分が少し持ち直した。
では、行ってこよう。友達にお別れを言いに。
写真 東北線の駅構内と車両(2011年4月21日17時30分頃、浦和駅にて)

【初利用駅】なし
【初乗り】なし
【完乗】なし


トップ /前ページ /次ページ