走るんです・・かぃ?(7)(20110717)


アリイのEF66を、あろうことか、曲線でも行ったり来たりさせることが出来てしまったのだった。
計算上は脱線するはずなのに、うーむ、不思議だ。
ということで、あらためてブツを計ってみた。
まずは軌間、すなわち線路の内側の寸法。
これは、16.5mm。
写真 KATOのHOユニトラック

次に車両の車輪の外側の寸法。
前後の台車については16.5mm。
至極、当然である。
写真 アリイのEF66の走行系

しかし、中間の台車については、あれ、15.5mmだ。
設計図を見ると、車軸の部品番号が前後と中間とで違うので、多分、意図的なのであろう。
写真 アリイのEF66の走行系

曲線通過時に、中間台車は、R790だと2.8mm、R610だと3.7mm、R470だと4.8mm、それぞれ曲線の外側方向に移動する。
中間台車自体の遊びは2mm強しかないが、車輪の遊びを加えると3mm強になる。
R470では、3mm強でも不十分で、台車と車体が干渉してしまう。
写真 アリイのEF66の走行系

しかし、R790では3mm強あれば十分だし、R610でもギリギリでクリアできているのであろう。
たかが1mm、されど1mm、である。
写真 アリイのEF66の走行系


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