番外編(142-3)、地鉄で世博(20101120)


さて、二日目。初日のハズレを何とか取り返さねばなぁぁ。
じつは、この日は終日フリータイム。なので、上海駅、上海鉄路博物館、上海磁浮交通科技館、等々を狙っていたのだが。
なぜか、同行のY氏の地元の知人のC氏に世博(万博)を案内していただくことになり、って、いや、その・・。
ともかく、せめて地鉄(地下鉄)でとお願いした結果、宿泊場所からタクシーで、最寄り駅の地鉄8号線、黄興路駅へ。やったネ♪
写真 上海地鉄8号線の駅舎(2010年10月24日10時10分頃、黄興路駅にて)

いやー、ワクワクするなぁ。日本の地鉄と何がどう違うのかなぁ。どうやら上海の地鉄も地下にあるようだが、・・って、当たり前ーっ。(-_-)おバカだ。
改札前でC氏からプリペイドカードをいただく。地鉄とバスで使えるのは日本も同じだが、これはタクシーでも使える。また、カードを改札機にタッチするのは同じだが、扉は自動では開かずに押し開ける。やっぱ、ビミョーに違うのネ。
ホームに降りると、大型のディスプレイに、この日の世博の入場者数が。
このところの入場者数は、80万人から100万人と超満員。いよいよ、この日は通常料金で入場できる最終日とあって、どこまで増えるのかちと心配。
写真 世博の入場者数の案内板(2010年10月24日10時10分頃、黄興路駅にて)

ホームドア式なのは進んでいるけど、やけにホームドアの巾が広い。C氏によると、列車停車位置の精度が悪いためらしい。
おっと、列車到着。右側通行なのネ。
では、謹んで乗車ぁ!ついに中国で初乗りだ。
車両は、やや小ぶりな印象。車内を眺めると、掴み棒はあるけど、吊り手がない。さらに何と、荷物棚がない。路線案内は、左右同じ。つまり一方は列車の向きと逆。ふーん。
写真 上海地鉄8号線の駅構内(2010年10月24日10時10分頃、黄興路駅にて)

9つ目の人民広場駅で下車。世博に行く前に、昼食。
地上に出て東へ、南京東路を歩く。日本で言えば銀座のような街。お店がたくさんあって、人もたくさん。
「るるぶ」にも載っている有名店、成隆行蟹王府で、C氏から上海蟹のコースをご馳走していただく。贅沢だなぁ。ごっつあんです。
写真 商業施設街(2010年10月24日11時10分頃、南京東路にて)

昼食後、そのまま東に向かい、前夜に訪れた外灘に出る。夜景もキレイだったが、昼間に見ると、また違う赴きがある。
外灘が面する黄浦江は、長江(揚子江)河口付近の支流。この黄浦江沿いに、外灘から南に遡ったところに、世博の会場がある。
ちなみに、世博の入口は何箇所かあるが、込み具合がかなり違うらしい。C氏によると、ここから船に乗るのがベストらしいのだが、干潮時で水深が浅すぎ、船は運休・・むむむ。
写真 浦東地区の高層ビル群(2010年10月24日13時50分頃、外灘地区にて)

やむなく、ルート変更。まずは、タクシーで移動。
ちなみに、タクシーはフォルクスワーゲンが多い。車体色はいろいろだが、赤は白タクなので要注意らしい。青なら安心。
写真 タクシー(2010年10月24日14時20分頃、外灘地区にて)

タクシーを下車し、少し歩いて9番ゲートへ。
付近にはダフ屋がウロウロしている。C氏から、ダフ屋が売っていた入場券をいただく。今日が最後なので、安く買えたとのこと。
ここは、それほど人は多くない。さすがに地元のC氏、何から何までよくご存知だ。
ゲートで手荷物検査を受け、中に入ると、何とまた地鉄への入口が。
写真 上海世博の入場券(2010年10月24日15時10分頃、馬当路駅付近にて)

今度は地鉄13号線、馬当路駅。なぜゲートを抜けて地鉄かとゆーと、世博の場内交通用として建設中の路線を暫定開業しているため。なので、改札機もなし。
駅は、会場外にある馬当路、黄浦江の西側の会場内にある盧浦大橋、同じく東側の会場内にある世博大道の三つ。
何にせよ、列車に乗れるのは熱烈歓迎。
写真 上海地鉄13号線の駅構内(2010年10月24日15時20分頃、馬当路駅にて)

先の地鉄とは少し違い、こちらのホームにはドアはなく、柵があるのみ。多分、暫定だからでせう。
また、車内には掴み棒に加えて、少し吊り手がある。でも、荷物棚がないのは同じ。
写真 上海地鉄13号線の車内(2010年10月24日15時20分頃、馬当路駅〜世博大道駅間にて)

すぐに終点、世博大道到着、下車。地上に出ると、そこは会場内。祝、世博入場ーっ!
さすがに会場内は人、人、人。お疲れなのか、道端に座り込んでいる人もたくさん居る。うーむ、大阪万博を思い出すなぁ。
案内所でパンフをゲット。よい記念品だ。
写真 広場(2010年10月24日15時40分頃、上海世博にて)

無事に入場したことで、所期の目的は達成。あとは、パビリオンに一つでも入れば御の字。といって、何時間も待つつもりは全然ないので、どこか入り易そうなパビリオンはないかと思案。
その時、ふと頭に浮かんだのが、ベトナムとザンビア。で、調べてみると、近場のアフリカ共同館内にザンビアの展示があることが判明。そこに向かう。
アフリカ共同館は広大な建物のためか、あまり待たずに入れた。40カ国以上の展示があり、なかなか盛況だった。特に、雑貨の販売コーナーは、もう最後ということもあり、すごい人だかりだった。世博というよりバザーのノリだ。
写真 アフリカ共同館(2010年10月24日16時30分〜17時頃、上海世博にて)

無事にパビリオンにも入って、もはや思い残すことなし。あとは、ブラブラしながら、人気どころのパビリオンを眺める。
C氏から世博の食堂で夕食もご馳走していただく。ホント何から何までお世話になりっぱなし。
さらに世博広場などをブラブラした後、渡し舟で黄浦江を渡る。両岸の夜景が、美しい。
写真 黄浦江(2010年10月24日20時10分頃、上海世博付近にて)

最後に、対岸の会場で日本産業館の様子をちと偵察する。この時間でも3時間待ちだとか。尖閣騒動なんて、ここではカンケーないのだ。
では、撤収。地鉄13号線、盧浦大橋駅へ。おっと、少しだけど顔が撮れた。うれしいぞ。
とゆーことで、地鉄に初乗りするは、上海蟹をいただくは、世博は見物するは、で極めて充実した一日となった。上海の不吉の呪いはついに晴れたのである。
写真 上海地鉄13号線の駅構内(2010年10月24日20時40分頃、盧浦大橋駅にて)

【初利用駅】上海地鉄8号線/黄興路駅、人民広場駅、上海地鉄13号線/馬当路駅、世博大道駅、盧浦大橋駅
【初乗り】上海地鉄8号線/黄興路駅〜人民広場駅、上海地鉄13号線/馬当路駅〜世博大道駅
【完乗】上海地鉄13号線(暫定開業部分)/馬当路駅〜世博大道駅


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