番外編(179)、ムリを承知で(20130309)


松山出張を命ず、をゲットぉぉ♪
なぜに「♪」かとゆーと、じつは、四国はそもそも仕事のネタがないので、出張ネタも、まずあり得ないのである。
そこを無理矢理、アレコレと策略を巡らし、ついに実現にこぎ付けたのだった。いやー疲れた、ふーっ。(-_-)仕事前に疲れてどーする。
しかし、天網恢恢{てんもうかいかい}疎にして漏らさず、神様は全て御見通しなのである。
邪{よこしま}な心への懲らしめであろうか、なんと、台湾出張とマサカのバッティング。がびーん。
写真 雲上の飛行機の影(2012年12月14日10時10分頃、松山空港〜羽田空港間にて)

しかし、せっかく仕込んだ松山を、しかもこの先二度と仕込めないかもしれぬ松山を、そう簡単に諦めて良いのか?
えーい、止むを得ん。苦渋の決断だが、台湾を弾丸ツアーにし、最終日早朝に出発して松山に転戦するのだぁ!
福岡で乗り換えれば、それほどムリなく、アレ?いい便がないなぁ。
じゃ、関空、アレ、それもダメだ。中部国際、それもダメじゃん。
結局、羽田で乗り換え、とゆーことは、松山〜羽田間をムダに往復。もぅ、飛行機って、乗り換えワル過ぎ!
ともかく、何とか松山へ移動することはできた。できたのはいーが、乗り換えで遅くなったので、出席すべき会議は、ほとんど終わっていた。ちーん。
写真 東京モノレールの駅構内と車両(2012年12月14日13時20分頃、羽田空港国際線ビル駅にて)

松山に来るのは3回目。1回目は35年ほど前、2回目は15年ほど前かなぁ。
2回ともクルマだったので、今回こそは、どぎゃんかせんといかんのだった。(-_-)どーするの?
仕事を済ませて、宴会も済ませて、まずはお約束の道後温泉にお泊り。
ちなみに、旅館は、ワタシなんぞには勿体ないほどの格調高さなのに、ビジネスホテル並みのお安さで、驚く。
その旅館を予約していたT氏が、当日、ワタシにも勧めてくれたもの。感謝。
写真 大和屋本店の客室(2012年12月15日9時40分頃、道後温泉にて)

翌日、まずは、旅館近くの高台にある湯神社に参拝。
名前の通り、お湯の神様をお祀りしている。そして、お隣には、お菓子の神様をお祀りした神社もある。
何にでも神様がおわしますところが、日本の良き文化であるのだなぁ。
写真 湯神社(2012年12月15日10時10分頃、道後温泉にて)

続いて、道後温泉本館の前を通り、商店街を抜け、伊予鉄道松山市内線の道後温泉駅に。
いやー、やっと、ここまで来た。
じつは、前日も宴会場へ移動する際に萱町六丁目〜大街道は乗ったのだが、やはり、仕事関係の皆さんと一緒だとイマイチ感情移入できなくて。シャイだなぁ。
写真 伊予鉄道市内線の駅舎(2012年12月15日10時40分頃、道後温泉駅にて)

一日乗車券を購入し、それでは、出発進行ぅ♪
駅を出るとすぐに併用軌道へ。
電車は頻繁に走っていて、キモチ良い。
乗車したのはハイカラな車両だが、レトロな車両も頑張っている。
写真 伊予鉄道市内線の50形(2012年12月15日10時50分頃、南町駅にて)

上一万で環状線路に合流。さらに先の大街道で下車。再び宴会に、じゃなくて、松山城に向かう。
松山城は2回目。なので、お城は山頂にあって、そのためにロープウェイがあるのは知っていた。
でも、駅舎がリニューアルされていたり、ハイカラさん風の車掌っ娘がいたりするのは、知らなかった。これは、重要。
さらに、並行するリフトに、この時期、サンタさんが乗っているのも知らなかった。これは、ま、どーでもいーけど。
写真 松山城ロープウェイの車両(2012年12月15日11時20分頃、長者ヶ平駅〜東雲口駅間にて)

ロープウェイの終点から、いくつかの門をくぐると、本丸へ。さらに進むと小天守から大天守へ。
大天守に立つと、眼下に市内が一望できる。余は満足であるぞヨ。東○都知事とかも、こんな気分なのかなぁ。
大天守への行き帰りには、華麗な石垣を眺めたり、松山城修復ビデオを見たり、「よしあきくん」をチェックしたり、甘酒を飲んだりもして、つい長居をしてしまう。
写真 大天守(2012年12月15日12時頃、松山城にて)

お城を下り、再び市内線に乗車。南堀端手前で環状線路から分岐し、終点の松山市駅前に到着。
すると、坊ちゃん列車の専用乗り場に人が。つまりは、間もなく列車が到着するということ。
待つことしばし、坊ちゃん列車が到着。そして、機関車を転車。
転車を人力でする、というのは聞いていたが、なるほど、こういうことだったのか、と納得。
下からジャッキが伸びて機関車を持ち上げ、それを人が回す仕掛け。よく考えたねぇ。でも、大変だねぇ。
写真 伊予鉄道市内線の駅構内と坊ちゃん列車(2012年12月15日14時20分頃、松山市駅前駅にて)

坊ちゃん列車に乗りたいのはヤマヤマだが、今から道後温泉に戻ると連泊になってしまうので、さすがに自重。
乗車したJR松山駅前方面行きの列車が発車すると、坊ちゃん列車が後続。お見送り、ありがとうございます。
写真 伊予鉄道市内線の軌道と車両(2012年12月15日14時30分頃、松山市駅前付近にて)

環状線路への合流部で、ワタシの列車は左へ、坊ちゃん列車は右へ。
乗ろうと思えば乗れたような気もして。でも、ここまで来るのがやっとだから、仕方ないね。
西堀端手前で、本町方面が分岐。さらに進んで、大手町駅前付近で、郊外線と交差。丁度通過する郊外線を待ち合わせ。
写真 伊予鉄道市内線と郊外線との交差(2012年12月15日14時30分頃、大手町駅付近にて)

郊外線との交差をガタゴトと越えると、間もなくJR松山駅前に到着。
このまま萱町六丁目まで乗れば、環状線路だけは完乗できる。でも、そろそろ時間が気になるので、ここで撤収。何と言っても、松山から千葉は遠いのだ。
駅で「しおかぜ」と「のぞみ」を予約。待ち時間に定番オミヤの一六タルトを買い、じゃこ天うどんを食べる。
100%とは言えないが、松山をそれなりに楽しめて良かった。苦労した甲斐はあったなぁ。またいつか、仕込めると良いなぁ。ってムリ?(-_-)残念ながら多分。
写真 予讃線の岡山行きしおかぜ24号(2012年12月15日15時30分頃、松山駅にて)

【初利用駅】伊予鉄道市内線/萱町六丁目駅、大街道駅、道後温泉駅、松山市駅、JR松山駅前駅、予讃線/松山駅
【初乗り】伊予鉄道市内線/萱町六丁目駅〜松山市駅、上一万駅〜道後温泉駅、開堀端駅〜JR松山駅前駅、予讃線/松山駅〜宇多津駅
【完乗】なし


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