新線改々(15)(20190608)


現状を再確認できたところで、どうするか。
あまり期待できないけど、買い置きしていたノイズフィルターを増量してみるか。
って、やっぱりダメだ。そう簡単にいくわけはないよなぁ。
写真 ノイズフィルター

となると、もうアプローチを変えるしかないなぁ。
まずは、あらためて、ポイント切替基板の動作を観察だ。
12V電源をつながないと、2番線と4番線へのポイントのリレーが一瞬閉じて開く。これは正常。
で、12V電源をつなぐと、2番線と4番線へのポイントのリレーが閉じたままになり、さらに1番線と3番線へのポイントのリレーが閉じて開くを繰り返す。うーむ。
写真 往復・待機・切替運転回路の試運転

試しに、走行切替基板からポイント切替基板への信号線のコネクタを外し、ポイント切替基板に手動で入力を与えてみることにした。
図 ポイント切替基板の確認

入力方法は、ジャンパ線で5Vを信号線に短絡する。
すると、一瞬短絡させるだけだと、ポイントのリレーが一瞬閉じて開き、ポイントが正常に切り替わることが分かった。
さらに、短絡させたままだと、ポイントのリレーが閉じたままになることも分かった。リレーの動作音が繰り返し聞こえるので、正しくは綴じる開くを繰り返しているようだ。
写真 ポイント切替基板の確認

とゆーことは、ポイント切替基板の暴走は、ポイント切替基板自体に問題があるということだ。
今までは、信号線からノイズが入っているとばかり思い込んでいた。そうではなかったのか。がちょーん。
写真 ポイント切替基板

ポイント切替基板の動作は、走行切替基板からの1番線から4番線への通電信号を受けて、ワンショットを作って対応する番線のリレーを開閉させることだ。
いわば、ほとんどスルーに近い制御だけどなぁ。
図 ポイント切替基板の動作

なので、ポイント切替基板の動作がオカシイとすれば、ワンショットを作るところがオカシイということになる。
今のポイント切替基板の回路は、紆余曲折を経て、このようになっている。
図 ポイント切替基板の配線図

ワンショット用のIC、74123は今まで何度も使ってきたので、配線に間違いがあるとは思えないけどなぁ。
でも、あらためて、74123(東芝TC74HC123AP)の配線図を見ると、若干抜けがあることが判明。えーっ、そーだったっけ?
図 74123(東芝TC74HC123AP)の配線図

つまり、正しくは、このようにならなくてはいけないらしい。
でも、今でも動くには動くんだけどなぁ。ま、他にアイデアもないし、部品もいらないから、試しに、やってみるのはいいかもね。
図 ポイント切替基板の配線図


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