番外編(370-2)、炭鉱史跡巡り(20210516)


翌日は、西鉄天神大牟田線の特急に乗車ぁ。これはもちろん、天神大牟田線の乗り残しを何とかするためだぁ。
天神の一駅先の薬院と、さらに3駅先の大橋で停車したあとは、特急らしくびゅんびゅん走る。
写真 西鉄天神大牟田線の駅構内と車両(2021年3月31日8時30分頃、西鉄福岡(天神)駅にて)

大橋の先で長々とした高架から降り、一駅先の井尻{いじり}を過ぎると、雑餉隈{ざっしょのくま}〜下大利{しもおおり}間でまた長々とした高架工事中。さすがに西鉄さん。
その先で二日市に停車。二日市までは2004年と2013年に大宰府参りで乗ったけど、二日市から先の用事はなかったなぁ。今日は終点まで行くぞ。
写真 西鉄天神大牟田線の駅構内と車両(2013年3月20日8時30分頃、二日市駅にて)

特急はさすがに速い。実際に速いんだけど、特に久留米{くるめ}の先の単線の地上線を、軒先をかすめるようにすっ飛ばすのが何とも豪快。
1時間ほどで、終点の西鉄大牟田に到着、下車。これで、天神大牟田線をやっと完乗だぜぃ(初乗りは2004年11月)。
写真 西鉄天神大牟田線の駅構内と車両(2021年3月31日9時40分頃、西鉄大牟田駅にて)

改札へ向かうと、なぜか車止めの辺りに石炭。はて、蒸機のモニュメントかと思いきや、
写真 西鉄天神大牟田線の駅構内(2021年3月31日9時40分頃、西鉄大牟田駅にて)

そーか、世界遺産の三池炭鉱のモニュメントだったのね。失礼しました。
写真 西鉄天神大牟田線の駅舎(2021年3月31日9時50分頃、西鉄大牟田駅にて)

お隣には、路面電車の保存車両。案内板によると、三池炭鉱が現役だった頃に、この車両もこの地で現役だった由。
写真 西鉄天神大牟田線の駅周辺と保存車両(2021年3月31日9時50分頃、西鉄大牟田駅にて)

世界遺産と言われると、素通りはできない。JRの大牟田駅側にある観光案内所で、近場の観光場所を尋ねると、宮原坑{みやはらこう}を勧めてくれた。
最寄りのバス停で降りると、宮原坑へ線路跡が続く。いーね。線路跡を跨{また}ぐレール利用の陸橋も、またいーね。
写真 三池炭鉱鉄道の線路跡と陸橋(2021年3月31日10時40分頃、大牟田市内にて)

炭鉱節を口ずさみながら歩くことしばし、宮原坑に到着。
その昔、この辺りには採炭のための立坑がたくさんあって、宮原坑もその一つ。高い煙突はなくなっているけど、高い櫓{やぐら}が残っている。
写真 三池炭鉱鉄道の線路跡と宮原坑(2021年3月31日10時40分頃、大牟田市内にて)

宮原坑には私とご同輩と思しきガイドさん達が居て、石炭とボタの違いとか、巨大な排水ポンプとか、立坑のエレベーターとか、元祖3Kな労働とか、囚人の使役とか、江戸時代のご家老とか、じか足袋の由来とか、興味深い話をたくさんしてくれた。さらに最後は、炭鉱節まで唄ってくれた。
写真 石炭とボタ、炭車(2021年3月31日10時50分〜11時10分頃、宮原坑にて)

では、撤収。
本当はもっと観光したいけど、午後に知人のK氏にご挨拶に行くので、これが限界。まぁ、また来ればいいだけだ。
写真 西鉄天神大牟田線の駅構内と車両「水都」(2021年3月31日12時頃、西鉄大牟田駅にて)

次に来る時は、もう少し勉強してから来ないとなぁ。
写真 三池炭鉱専用鉄道の略歴と機関車

【初利用駅】西鉄天神大牟田線/西鉄大牟田駅
【初乗り】西鉄天神大牟田線/二日市駅〜西鉄大牟田駅
【完乗】西鉄天神大牟田線/西鉄福岡(天神)駅〜西鉄大牟田駅


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