番外編(15)、横軽(20051001)


軽井沢に会社の保養所がある。バブルの名残りです。
今どき軽井沢か、と言われそーだが、ここ数年は毎年友人達と出かけている。
いつもは、行き帰りとも、車に相乗りさせてもらうのだが、今回は、帰りに一人別行動をさせてもらったのだった。
ちょっと寄り道をするために。

まずは保養所の最寄り駅、しなの鉄道、中軽井沢駅へ。
かつてこの路線が信越本線であった頃は東京からの特急列車もあったが、今は昔。
写真 ホーム(2005年9月4日、中軽井沢駅にて)

ここから一つ隣の終着駅、軽井沢に向かう。
10両は停まれる長いホームに3両編成の列車が到着。
写真 しなの鉄道の115系(2005年9月4日10時50分頃、中軽井沢駅にて)

数分で軽井沢に到着。
軽井沢には新幹線が停車する。
新幹線に乗れば1時間強で東京だが、この日はバスで横川に向かう予定。
写真 ホーム(2005年9月4日11時頃、軽井沢駅にて)

と、のんびり写真を撮っていたら、バスに乗り遅れ。
聞けば、次の便まで2時間だという。ちなみに、歩くと3時間以上とか。むーん。
事前に調べてないのが悪いのだが、なーに、どーせヒマだ。(-_-)開き直り。

時間つぶしに、すぐ近くのワールドトイミュージアムへ。
しかし、意外にも、ここは当たり。
なんでも、数年前に閉館したロンドンおもちゃ・模型博物館のコレクションを引き継いだものだとか。
モデル・コールマインという昔の炭鉱街の可動式ジオラマが素晴らしく、また鉄道模型も質量共に半端ではないのだった。
写真 モデル・コールマイン(2005年9月4日、ワールドトイミュージアムにて)
写真 鉄道模型(2005年9月4日、ワールドトイミュージアムにて)

時間はあっという間に過ぎて、カタログをおミヤに、バスに乗車。
妙義山系を眺めながら30分ほどで横川に。
横川にあるもの、それは峠の釜飯と「碓氷鉄道文化むら」なのだぁ。
写真 入口付近(2005年9月4日、碓氷鉄道文化むらにて)

入口すぐの右手には小さな駅が。
ここ「ぶんかむら」駅〜「まるやま」駅〜「とうげのゆ」駅間の2.6kmを、小編成のトロッコ列車がゆっくりと往復している。
このトロッコ列車が走る線路こそ、紛れもない、かつての信越本線なのだ。
行き(上り坂)は列車、帰り(下り坂)は歩きで、ありし日を想う。
かくいうワタシは、昔一度だけ、仕事で長野まで往復した際、ここを通っているのだった。
写真 トロッコ列車(2005年9月4日14時30分頃、碓氷鉄道文化むらにて)
写真 トロッコ列車の遊歩道と軌道(2005年9月4日、碓氷鉄道文化むらにて)

文化むらに戻ると、動態保存機EF6325が。
別の動態保存機EF6324は、トロッコ列車の合間に、体験運転で本線上数百mを往復走行。
線路が軋{きし}む音に、重たい機関車であることを改めて感じたり。
写真 EF63(2005年9月4日、碓氷鉄道文化むらにて)

そして、展示車両の数々。
欲を言えばきりがないが、これだけの車両が集められていることは、十分に素晴らしいことだと思う。
写真 あぷと君と展示車両(2005年9月4日、碓氷鉄道文化むらにて)
写真 展示車両(2005年9月4日、碓氷鉄道文化むらにて)

展示車両を一通り見た後は、資料館で碓氷峠の歴史資料を。
さらに、ビデオ解説と共に自動運転されるHOジオラマもなかなか。
結局、閉園時間いっぱいまで粘って、ようやく帰途に。
写真 107系(2005年9月4日16時50分頃、横川駅にて)

それにしても、横川〜軽井沢間は、この先ずっと営業されないままなのだろうか?
せめてイベント列車でも、たまには走らせても良さそうに思うが。
何と言っても「線路はまだ繋がっている」のだから。

【初利用駅】しなの鉄道/中軽井沢駅、軽井沢駅、鉄道文化むらトロッコ列車/ぶんかむら駅、とうげのゆ駅、信越線/横川駅
【初乗り】しなの鉄道/中軽井沢駅〜軽井沢駅、鉄道文化むらトロッコ列車/ぶんかむら駅〜とうげのゆ駅
【完乗】鉄道文化むらトロッコ列車/ぶんかむら駅〜とうげのゆ駅


追記

軽井沢からバスに乗り、さぁ撮りまくるぞぉぉ、と思ったまさにその時、デジカメくんが壊れてしまったのだった。そんなのアリ?
とりあえず「写るん○゛す」を買ったが、枚数が足りなくなり、多々取り残す羽目に。
枚数を気にしなくて良いデジカメって便利、と再認識したのだった。


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