番外編(16)、海賊船(20051022)


またしても、箱根行き、なのであった。
柏→箱根→湯河原(泊)→箱根→柏、まさに箱根三昧。
ビンボーおじさんの味方、フリー切符、ばんざーい。

だが待てよ、ビンボーなんだから、ホントは出かけちゃダメなのか。
って、東京駅で気付いても、手遅れだ。
わーい、踊り子号だぁ。何回乗っても、いーよね。(-_-)確信犯だ。
写真 踊り子103号(2005年10月1日10時頃、東京駅にて)

さて、箱根に行くのはいーが、例によって細かいコトは全く考えていなかったり。
ってゆーか、どーも最近は、乗り物に乗ること自体が目的化していて、その他のことはどーでもよくなっているようなフシが。(-_-)変なオヤジの変な進化。
遅ればせながら、車中で「る○ぶ箱根'04〜'05」なんぞめくって考える。

ともあれ、いつものように小田原で降りて、いつものように伊豆箱根バスに乗る。
でも、行き先はいつもの元箱根方面ではなくて、湖尻方面。
写真 伊豆箱根バス(2005年10月1日、小田原駅にて)

この日は、ロープウェイと海賊船に乗ってみようかなと。
でも、どちらもフリー切符の対象外。ビンボーなんだから、本来乗ってはいけないのだが。
って、タガはとっくに外れちゃってたり。(-_-)だから金欠になるんだよ。

早雲山バス停で降りて、箱根ロープウェイ早雲山駅へ。
まずは、早雲山〜大涌谷{おおわくだに}。
このロープウェイ、最近新しくなったみたい。なんと腕が二本なのね。
ビュービュー風が吹く地獄谷の上を渡るのは、ちとスリリング。
写真 箱根ロープウェイ(2005年10月1日、大涌谷駅付近にて)

大涌谷では、硫黄{いおう}の匂いが立ち込める中、噴煙が上がる閻魔台{えんまだい}まで登る。
ここに来たら、ゆでたての黒タマゴを食べるのがお約束。
一大名物だけに、この黒タマゴのために、わざわざ専用のロープウェイが作られていたりする。
写真 黒タマゴ専用ロープウェイ(2005年10月1日、閻魔台付近にて)

続いて、大涌谷〜姥子{うばこ}〜桃源台{とうげんだい}。
こちらのロープウェイは、以前のまま。
先程のと比べると速度も遅くて。通しで乗ると18分。
富士山と芦ノ湖の絶景でもさすがに飽きるのか、すれ違う車両からは盛んに挨拶の声が。
写真 箱根ロープウェイ(2005年10月1日、大涌谷駅付近にて)

桃源台からは、海賊船。
西武と小田急の熾烈な闘いは、ここ芦ノ湖上でも、双胴船vs海賊船という形で展開しているのだった。ご苦労さまです。
そのせいか、双胴船も海賊船も、なかなかに立派な船だったり。
写真 海賊船ソレイユ・ロワイヤル号(2005年10月1日、桃源台駅付近にて)

箱根町からは伊豆箱根バスで湯河原へ。
本数はあまりないが、湯河原に直接行けるのは、やはり便利。途中、富士見峠あたりの眺めもグッド。
湯河原温泉街を通った時は、いつか降りてみたい、と思ったりも。
写真 伊豆箱根バス(2005年10月1日、湯河原駅にて)

湯河原では、恒例の飲めや唄えの大宴会。
当然、翌日は、寝不足&二日酔い。キツイっす。
しかし、フリー切符は使えば使うほどトクなのだ。
ダメージもなんのその、再び小田原から箱根へと向かうのだった。

この日は、ポーラ美術館にでも行ってみようかなと。
途中、箱根湯本の少し先、出山{でやま}バス停で降りてみたり。
ここには、箱根登山鉄道の早川橋梁、通称出山の鉄橋があるのだ。なんでも、由緒正しい鉄橋だとか。
鉄橋を渡る電車を撮ろうというのだが、思い入れだけでは、上手い写真は撮れないのだった。
写真 箱根登山鉄道(2005年10月1日、早川橋梁付近にて)

続いて、強羅入口バス停まで行き、さらに箱根登山バスに乗り換えて、ポーラ美術館へ。
とりたてて美術に興味があるわけではなく、まぁ何か得るものはあろうとゆー程度の動機。
そういえば、汽車の絵が何枚かあった。それだけでも十分だ。
それに、箱根登山鉄道強羅駅バス停では、ターンテーブルでの方向転換も体験できたし。
写真 箱根登山バス(2005年10月1日、ポーラ美術館にて)

なんだかんだで遅くなって、帰りは東海号に乗ることに。
373系は初めてで、また楽し。
ワイドビュー、昼間に乗るともっといーね、きっと。
写真 東海4号(2005年10月1日、小田原駅にて)

【初利用駅】なし
【初乗り】なし
【完乗】なし


追記

箱根町で、ご当地ビンズ(100円)、に初挑戦。
10種類あって、登山電車、ロープウェイ、海賊船、ロマンスカーの4種類が狙い。
3回やって、全てハズレ。
この確率は、0.6の3乗=0.216。って、あり得ないでしょ、ふつー。なんだよーっ!


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