番外編(385-3)、続々、何となく西から(20220424)

翌日も早起きしたけど、旅館の朝食を頼んでいたので、比較的ゆっくりと乗り鉄活動を開始。あいにくの雨の中、旅館から駅まで15分ほど歩いたので、結構濡れた。まぁ、天気には文句は言えない。

まずは、由布院から特急で久留米へ。DXじゃないけど、まぁ、これはこれで。

写真九大線の車内(2022年3月18日9時10分頃、由布院駅付近にて)

豊後森で、機関庫と蒸機を列車からチラ見。機関庫は思った以上に立派で、また機会があれば、と思うけど、どーかな。

写真旧豊後森機関庫と蒸機(2022年3月18日9時30分頃、豊後森駅付近にて)

夜明で日田彦山線が分岐。日田彦山線は、この先の添田まで、2017年の豪雨で不通のままだ。5年も経っているけど、大丈夫なのかな。

平地が開けると、まもなく久留米に到着。これで、九大線を完乗、さらに日田彦山線の不通区間を除く、大分県内の全線を完乗だ。やったね。

写真九大線の駅構内(2022年3月18日10時50分頃、久留米駅にて)

久留米には、昨年来たばかり。駅前には巨大なタイヤが展示されている。炭鉱→地下足袋{じかたび}→タイヤ、と繋がる歴史も聞いたばかりだ。

久留米からバスで西鉄久留米へ。西鉄久留米の方が久留米より賑やかだ。駅近くの喫煙所を見つけて、やっと一服。

写真西鉄大牟田線の駅舎(2022年3月18日11時10分頃、西鉄久留米駅にて)

続いて、西鉄久留米から甘木へ。宮の陣までは天神大牟田線、その先は西鉄甘木線。

平野の住宅地と農地を抜けて、甘木に到着。これで、西鉄甘木線も完乗、さらに西鉄全線も完乗だ。いーね。

写真西鉄甘木線の駅舎と車両(2022年3月18日12時20分頃、甘木駅にて)

西鉄の甘木駅と甘木鉄道の甘木駅は至近。移動途中に食堂で昼食。定食を頼むと、ソフトドリンク、コーヒー、おやつ付きだった。甘木の食堂は競争が激しいのかなぁ。

甘木鉄道の甘木駅には、車両基地があって、しかもすぐ隣に道路があるので、近場で見放題。黒字だけあって、車両もキレイだ。

写真甘木鉄道の駅構内と車両(2022年3月18日13時40分頃、甘木駅にて)

そのまま基山へと思っていたけど、車内の案内放送に惹かれて、2駅先の太刀洗{たちあらい}で途中下車して、平和記念館に寄り道。

太刀洗には、昔、東洋一の規模と言われた陸軍太刀洗飛行場があったそうだ。記念館は思った以上に立派で、海軍のゼロ戦と陸軍の九七戦の実機のほか、多くの資料が展示されている。資料の中には、周辺には、多くの鉄道があったとも。

写真零式艦上戦闘機三二型(2022年3月18日15時10分頃、太刀洗平和記念館にて)

太刀洗の現駅舎に隣接する旧駅舎は、昔は初代の平和記念館として、今は昭和レトロステーションとして使われている。でも、平和記念館に長居をしすぎて、入場時間に間に合わず。むーん。

それにしても、T-33A練習機の展示が、迫力ありすぎ。

写真甘木鉄道の駅舎(2022年3月18日15時50分頃、太刀洗駅にて)

基山から3駅手前の大板井の辺りは大分道が並行していて、何と駅から高速バスへの連絡口があった。初めて見た。また、2駅手前の小郡は、直交する西鉄天神大牟田線の高架下にあって、軒先を間借りしているよう。

基山に到着。これで、甘木鉄道も完乗だ。それはいーとして、甘木鉄道は現金オンリーなのに、持ち金がギリギリで、料金を支払ったら財布に30円しか残っていなかった。足りなかったら、大恥をかくところだった。あぶない、あぶない。

写真鹿児島線・甘木鉄道の駅構内と車両(2022年3月18日16時30分頃、基山駅にて)

ただちに、駅前のコンビニで現金補給。ホームに戻り、熊本側の端に立つと、直進する鹿児島線と右手に曲がる長崎線が見える。

写真鹿児島線・長崎線の駅構内(2022年3月18日16時50分頃、鳥栖駅にて)

続いて、鳥栖から特急で武雄温泉へ。途中の肥前山口までは長崎線、そこから先は佐世保線。

9月には、ここ武雄温泉～長崎を結ぶ西九州新幹線が開業する。在来線から新幹線へ簡単に乗り換えられるホームもスタンバイ中。JR九州も、駅ができる地域も、さぞやチカラが入っているだろうなぁ。

駅前のホテルに泊まって、三日目は終了。残り一日。ふぅ。

【初利用駅】西日本鉄道天神大牟田線/西鉄久留米駅、西日本鉄道西鉄甘木線/甘木駅、甘木鉄道/甘木駅、太刀洗駅、基山駅、長崎線/鳥栖駅、佐世保線/武雄温泉駅

【初乗り】九大線/由布院駅～久留米駅、西日本鉄道西鉄甘木線/甘木駅～宮の陣駅、甘木鉄道/基山駅～甘木駅

【完乗】九大線/久留米駅～大分駅、西日本鉄道西鉄甘木線/宮の陣駅～甘木駅、甘木鉄道/基山駅～甘木駅