番外編(415-3)、続々、乗れずとも(20230826)

困った時には、タクシーとゆー強い味方があるのだぁ。少々お高くても、安全確実だし。

運転手さんによると「高速道を使うほうが速くて安いよー。」とのことだけど、鉄ちゃんとしては、乗れないなら、せめて見るだけでもと、肥薩線に沿う、つまり球磨川に沿う一般道でお願いした。

写真肥薩オレンジ鉄道の球磨川橋梁(2023年8月2日13時20分頃、八代駅付近にて)

段の近くまでは、球磨川の左岸を通る県道158号線。すぐそばに肥薩線の軌道が見える。

写真肥薩線の軌道(2023年8月2日13時20分頃、八代駅～段駅間にて)

その先から道が悪くなるのか、橋を渡って、球磨川の右岸を通る国道219号線へ。でも、こちらの道も、あちらこちらで復旧工事中。

写真国道219号(2023年8月2日13時30分頃、八代駅～段駅間にて)

対岸の肥薩線を見ると、軌道がぐにゃぐにゃ。これは、大変だよ。

運転手さんによると、この辺りの坂本地区は、被害が一番大きかったそうだ。

写真肥薩線の軌道(2023年8月2日13時30分頃、段駅～坂本駅間にて)

球磨川を渡る道路橋も壊れたのか、仮設中。橋は、今の川面{かわも}からだと10mぐらい高い位置にある。つまり、大雨の時は水位がそこまで上がったってことだ。コワイなぁ。

球磨川は、最上川、富士川と並ぶ、日本三大急流の一つ。なので、球磨川の周辺は、昔からたびたび大雨の被害を受けてきた。でも、運転手さんによると、2020年の大雨は、過去最大級だったそうだ。

写真道路橋(2023年8月2日13時40分頃、段駅～坂本駅間にて)

肥薩線が球磨川を渡る橋梁も壊れたまま。

ここで、肥薩線は球磨川の右岸へ。また、この先で、国道219号線は左岸へ。

写真肥薩線の橋梁(2023年8月2日13時50分頃、鎌瀬駅～瀬戸石駅間にて)

間もなく、瀬戸石ダム。下流にあった荒瀬ダムが撤去されたあと、球磨川の最も下流にある水力発電用のダムになった。

ダムのすぐ向こう側に、肥薩線が見える。

写真瀬戸石ダム(2023年8月2日14時頃、海路駅～瀬戸石駅間にて)

瀬戸石ダムから上流は、水が満々とあって、ちょっとした湖のよう。

ここで初めて、肥薩線の駅、海路{かいじ}駅が見えた。駅舎はないけど、ホームと駅名標らしきものがある。

写真肥薩線の駅舎(2023年8月2日14時頃、海路駅にて)

そしてまた、軌道がぐにゃぐにゃ。気が重くなる。

肥薩線の被害が大きいので、復旧せずに廃止するという意見もあるらしい。でも、復旧と廃止は別の話のよーな気もする。壊れたものは現状に復旧して(とにかく列車を走らせて)、復旧したあとに廃止するかどうかを考えるのがスジじゃないのかなぁ。もともと赤字路線だから、これ幸いに廃止するなんて、姑息過ぎるんじゃね？って、部外者がエラそうに→自分。