番外編(105)、叡山越え(20090516)
京都出張を命ず、なのである。 しかも、翌日は休日。
うーむ、ワタシに一体どうしろと？(-_-)どうもせんでよし。
と思っていたら、いつしか
再び比叡山鉄道、坂本ケーブルのケーブル坂本駅に来ていたり。
これはきっと、神仏のお導きに違いありますまい。
写真 比叡山鉄道の駅舎(2009年4月29日10時50分頃、ケーブル坂本駅)
では乗車、出発ぅ。長さ2025m(日本一)、高低差484m。
二度目なのに初乗りのような新鮮さ。カーブもトンネルも、ほとんど覚えてなくて、そんなのあったっけ、って感じ。
写真 比叡山鉄道の軌道とトンネル(2009年4月29日11時頃、ケーブル坂本駅〜ケーブル延暦寺駅間にて)
ケーブル延暦寺駅に到着、下車。
あらためて車両を眺めると、車体の形や色がナニゲに格調高い。
写真 比叡山鉄道の「縁」号(2009年4月29日11時10分頃、ケーブル延暦寺駅にて)
駅を出ると、季節外れの桜がお出迎え。
駅舎と桜の取り合わせがグッド。
写真 比叡山鉄道の駅舎(2009年4月29日11時20分頃、ケーブル延暦寺駅にて)
前回来た時は素直に坂本ケーブルを往復したが、今回はさらに先、つまり山越えのルートを目指すのだった。
と言っても、公共交通機関のおかげで、装備も健脚も必要なし。おじさんにはありがたい。
比叡山内シャトルバスで、東塔(坂本ケーブル口)から比叡山頂へ。
こちらの標高は約850m。停留所近くの展望台からは琵琶湖南端と大津市外の眺めが楽しめる。
写真 京阪バスの比叡山内シャトルバス(2009年4月29日11時50分頃、比叡山頂停留所にて)
少し歩くと、京福電気鉄道叡山ロープウェイの比叡山頂駅。
ここから、京都側に下っていく。
では乗車、出発ぅ。車窓からは京都市街や周辺の山々の眺めが楽しめる。
写真 京福電気鉄道叡山ロープウェイの駅構内(2009年4月29日12時頃、比叡山頂駅にて)
ロープ比叡駅に到着、下車。
駅を出ると、先代の搬器が、展示と言うか放置と言うか。
痛んではいるが、なかなかに愛らしいデザインかと。
写真 京福電気鉄道叡山ロープウェイの先代の搬器(2009年4月29日12時頃、ロープ比叡駅にて)
京福電気鉄道叡山ケーブルのケーブル比叡駅は、すぐお隣り。
では乗車、出発ぅ。長さ約1300m、高低差561m(日本一)。
車体はロープウェイと同じ塗り。席に座ると、かなりつんのめる姿勢に。
写真 京福電気鉄道叡山ケーブルの駅構内(2009年4月29日12時10分頃、ケーブル比叡駅にて)
この季節、車窓からは「目に青葉」が存分に楽しめる。
ケーブル八瀬駅に到着、下車。
駅でパンフを探したが、路線自体をアピールするものは見当たらず。坂本ケーブルに比べると、地味さが身上のよう。
写真 京福電気鉄道叡山ケーブルの駅舎(2009年4月29日12時20分頃、ケーブル八瀬駅にて)
川沿いに少し歩くと、対岸に叡山電車の八瀬比叡山口駅。
なんだか京都、って感じさせる風情ですなぁ。
写真 叡山電車の駅舎(2009年4月29日12時30分頃、八瀬比叡山口駅にて)
屋根がかかったこじんまりとしたホームで列車を待つ。
やがて単行の小さな車両が坂を上って到着。
では、乗車、出発ぅ。
写真 叡山電車叡山本線の駅構内と700系(2009年4月29日12時30分頃、八瀬比叡山口駅にて)
朝からケーブルカーやロープウェイを乗り継いできたからか、それとも下り坂だからか、思ったより走りが軽快に感じる。
ローカルな風情だが複線で、すれちがう列車も多い。
二つ目の宝ヶ池駅で鞍馬線と合流、さらに五つ目が終点、出町柳駅。
駅にはちょうど「きらら」号が居た。
写真 叡山電車叡山本線の駅構内と900系「きらら」号(2009年4月29日12時50分頃、出町柳駅にて)
出町柳で、下鴨神社(賀茂御祖神社{かもみおやじんじゃ})へ。
さすがに、世界文化遺産。よく手入れされていて厳かで美しい神社でした。
京都、いーねぇ。
写真 下鴨神社の楼門(2009年4月29日13時20分頃、出町柳駅付近にて)
【初利用駅】京福電気鉄道叡山ロープウェイ/比叡山頂駅、ロープ比叡駅、京福電気鉄道叡山ケーブル/ケーブル比叡駅、ケーブル八瀬駅、叡山電車叡山本線/八瀬比叡山口駅、出町柳駅
【初乗り】京福電気鉄道叡山ロープウェイ/比叡山頂駅〜ロープ比叡駅、京福電気鉄道叡山ケーブル/ケーブル比叡駅〜ケーブル八瀬駅、叡山電車叡山本線/八瀬比叡山口駅〜出町柳駅
【完乗】京福電気鉄道叡山ロープウェイ/比叡山頂駅〜ロープ比叡駅、京福電気鉄道叡山ケーブル/ケーブル比叡駅〜ケーブル八瀬駅、叡山電車叡山本線/八瀬比叡山口駅〜出町柳駅
