番外編(276)、本場(20161224)


母の納骨法要のため、大阪の四天王寺に行った。
四天王寺が造られたのは今から1400年以上も昔。由緒正しいお寺なのだ。
法要は盛大で、お坊さんは10人ほど、参拝者は300人ほどもいた。
きっと、母も喜んでくれたことだろう。
写真 四天王寺の納骨法要(2016年10月29日9時20分頃、天王寺駅付近にて)

四天王寺には何度も来ているが、一人で来たのは初めて。
なので、少し寄り道をすることにした。
四天王寺から西に坂を下ると、すぐに通天閣が見えた。
60周年の垂れ幕、ということは自分と同じ年だ。御同慶の至り。
写真 通天閣(2016年10月29日11時頃、天王寺駅付近にて)

その少し先に、真田幸村戦死地の碑があった。今年注目されたアノ人だ。
あとで調べると、大坂の陣でよく登場する茶臼山は、この近くだ。
400年前に、この辺りで十万人以上の人々が戦ったわけだ。兵{つわもの}どもが夢の跡だ。
写真 真田幸村戦死地の碑(2016年10月29日11時10分頃、天王寺駅付近にて)

さらに進むと、通天閣・新世界界隈。
通天閣には子供の頃に両親と一度だけ行ったことがある。今から50年以上も前で、通天閣も出来たばかりの頃。まさに新世界、New Worldの輝きがあったことだろう。
写真 通天閣本通り入口(2016年10月29日11時20分頃、恵美須町駅付近にて)

そして、そのすぐ先に、阪堺電車の恵美須町駅があった。阪堺線の始点だ。
四天王寺から1kmちょっと。寄り道の出発点としてほど良い距離だ。
ちなみに、東京にあるのは恵比寿で、こちらは恵美須。どちらも目出たい名前であるのは同じ。
写真 阪堺電車の駅舎(2016年10月29日11時20分頃、恵美須町駅にて)

構内に入ってみたが、人がいない。休日の午前だからなのか、いつもそうなのか。
新世界が輝いていた頃は、さぞかし賑わったんだろうけど。
今は昔の雰囲気が沁みるね。
写真 阪堺電車の駅構内(2016年10月29日11時20分頃、恵美須町駅にて)

待つことしばし、単行の車両が入線してきた。
ワリと今風の顔だ。
写真 阪堺電車の車両(2016年10月29日11時30分頃、恵美須町駅にて)

では、阪堺電車に初乗りだぁ!
人が少ないので、遠慮せずに運転台近くの特等席に座れた。
写真 阪堺電車の軌道(2016年10月29日11時30分頃、恵美須町駅にて)

出発進行ぅ。
車両は路面電車の部類だが、線路は専用軌道。それなりに立派な鉄道だ。
写真 阪堺電車の軌道(2016年10月29日11時40分頃、恵美須町駅〜北天下茶屋駅間にて)

恵美須町から五つめの北天下茶屋駅で下車。
残りはまたの機会に。
そして、寄り道は続く。
写真 阪堺電車の駅構内(2016年10月29日11時40分頃、北天下茶屋駅にて)

【初利用駅】阪堺電車阪堺線/恵美須町駅、北天下茶屋駅
【初乗り】阪堺電車阪堺線/恵美須町駅〜北天下茶屋駅
【完乗】なし


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