番外編、名古屋にて(20040626)


先日、名古屋に出張しました。
名古屋への出張はそれほど珍しくないのですが、いつもと違って、日帰りではなくお泊りだったのです。
しかも、翌日が土曜日でお休みだったので、絶好の観光チャンスとなったのでした。

名古屋の新旧二大名所といえるセントラルタワーと名古屋城には行ったことがあるので、まずはこちらも極めて有名な熱田神宮に行ってみることにしました。
地下鉄の国際センター駅から桜通線で久屋大通駅へ行き、名城線に乗り換えて神宮西駅で降りました。
地上に出たものの熱田神宮の入り口が分からず、東門までグルっと回ることになってしまいました。
でもそのおかげで、道すがら、JRの熱田駅と名鉄の神宮前駅を見ることができました。
熱田神宮は、広くて静かでさすがによい雰囲気でした。家内安全をお祈りしました。
写真 熱田神宮

そのあと、逆ルートで栄駅に戻り、名古屋に住んでいる知人のK氏と会いました。
先輩と「水の宇宙船」を散策しました。屋根がガラス張りの池で、周囲に回廊があります。
写真 水の宇宙船

回廊からは池の向こうにテレビ塔が見えます。このテレビ塔、東京タワーより少し古いのだとか。
写真 テレビ塔

その後、K氏とNHKホールにある店で昼食を取り、さらに、Noritakeのショールームを見ました。
K氏に、セントラルタワーと名古屋城と熱田神宮以外で面白そうなところはどこかと聞いたところ、名古屋港にある水族館が良いかもということだったので、K氏と別れた後、そこに行くことにしました。
栄駅から再び名城線で名古屋港駅に行きました。
地上に出て少し行くと岸壁に出て、右手に水族館が見えました。
しかし、左手に南極観測船「ふじ」の記念館が見え、なぜかこちらに心惹かれたので先に入館することにしました。
「ふじ」の名前は公募だそうです。「ふじ」の前の船は「宗谷」、後の船は「しらせ」です。
写真 南極観測船「ふじ」の記念館

「ふじ」は厚い氷を割る時に前進と後進を素早く切り替えるため、ディーゼル機関で発電しモーターを回して推進する仕組みになっていたそうです。
いわば、DF50のような(実物は見たことがないのですが)電気式ディーゼル機関車と同じです。
ちなみに、「ふじ」はDF50の1ダース以上の力があったようです。
ディーゼル機関の出力
「ふじ」 3500hp×4基=14000hp
DF50 ≒1100hp
表 南極観測船「ふじ」の動力

「ふじ」の船内では、随所に当時を再現した部屋が公開されています。
その一つである専任海曹寝室では、おそらく乗員が読んだと思われる本が10冊ほど机の上に置かれていました。
その中になぜか「鉄道ものしり事典(おのつよし著)」という本が混じっていました。
南極に向かった人の中にも「鉄の人」がいたのかもしれません。
表 南極観測船「ふじ」乗船証明書

「ふじ」をゆっくり見学していたら、水族館に行く時間がなくなってしまいました。(-_-)無計画だ。
水族館は次回の楽しみにして(来年は万博もあるし)、逆ルートで栄駅に戻り、東山線で名古屋駅に向かいました。
そして、名鉄百貨店でおみやげを買い込んで、名古屋駅から新幹線で東京に戻ったのでした。

【初利用駅】名古屋市営地下鉄/神宮西駅、栄駅、名古屋港駅
【初乗り】名古屋市営地下鉄桜通線/丸の内駅〜久屋大通駅、名城線/久屋大通駅〜神宮西駅、名城線(現名港線)/金山駅〜名古屋港駅
【完乗】名城線(現名港線)/金山駅〜名古屋港駅


追記(20060729)

あれから2年、再び栄町に。
今回はテレビ塔に寄ってみた。正式名称はNAGOYA TV TOWER。高さ180m。1954年完成。
築50年を機にリニューアル。有形文化財にも指定された由。
写真 テレビ塔
テレビ塔のスカイデッキは地上90m。眼下に「水の宇宙船」を望む。
写真 水の宇宙船
ちなみに、この2年の間に名城線は環状線となり、金山〜名古屋港は名港線と名前が変わっていたのだった。


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