長大編成(20040801)
長大編成に心惹かれながらも、費用対効果も気になる私です。
仮に無限に長い長大編成があったら、たぶんこんな風に見えるでしょう。
図 無限に長い長大編成
実物が無限の長さでも、見た目は有限の長さにしかなりません。
これは、1両目より2両目、2両目より3両目と、見た目がどんどん小さくなるからです。
すなわち、ある程度までいくと、あまり変わり映えがしない、ということです。
ちなみに、2両目以降の長さは下記のように求まります。
図 無限に長い長大編成の分割
あとは、繰り返しです。
この時の、1両目と2両目の長さの比は下記のように求まります。
図 無限に長い長大編成の分割
直線@の式:
Y=(−D/L)X+A=(−(A−B−C)/L)X+A
直線Aの式:
Y=((C+B/2)/L)X
直線@と直線Aの交点のX座標(上式を等しくおく):
X=LA/(A−B/2)=L+L'
2両目の長さ:
L'=LA/(A−B/2)−L
1両目と2両目の長さの比:
L'/L=A/(A−B/2)−1
今、仮にB=0.9Aとすると(上図は0.64Aなので0.9Aはかなりユッタリした値)、
L'/L=A/(A−0.45A)−1=1/0.55−1≒0.82
両 |
1両目との比 |
累計 |
1 |
1.00 |
1.00 |
2 |
0.82 |
1.82 |
3 |
0.67 |
2.49 |
4 |
0.55 |
3.04 |
5 |
0.45 |
3.49 |
6 |
0.37 |
3.86 |
7 |
0.30 |
4.16 |
8 |
0.25 |
4.41 |
9 |
0.20 |
4.61 |
10 |
0.16 |
4.77 |
11 |
0.13 |
4.90 |
12 |
0.11 |
5.01 |
13 |
0.09 |
5.10 |
表 無限に長い長大編成の分割
11両目以降ともなると、1両目の1/10程度にしかなりません。
だからいったい何なの?というと、そう、今般、高速貨物列車を10両編成から13両編成にしたウレシサを極めて控えめに表現しているのでした。(-_-)回りくどい。
写真 高速貨物列車13両編成