番外編(25)、万世橋(20060331)


万世橋{まんせいばし}の交通博物館が移転のため5月に閉館になる由。
5月はまだまだ先だが、閉館間際の駆け込み入館は混雑しそうでヤなので、早めに行くことにした。
っても、土曜日ということもあり、それなりに大勢のヒトが。
出来れば平日がベストなんだろーけどね。

それにしても、ここに来るのは、かれこれ20年ぶりだ。
その時は家族と一緒だったが、今回は自分一人。
やっと、思う存分見学出来るってもんだ。
写真 入場券(2006年3月11日、交通博物館にて)

入館すると、なにやら子供達の泣き声が。
入り口のすぐ横にある売店で、おねだりのアピール中らしい。
気持ちはよーくわかる。
泣けば誰かが買ってくれるなら、おじさんも泣いてみたい気分だ。
写真 お土産品のピンズセット(2006年3月11日、交通博物館にて)

おっと、これは!
かつてご近所の模型屋さんで見つけた出所不明のヘッドマークではないか。
いやー、こんなところで再会できるとは、奇遇だね。
写真 お土産品のヘッドマーク(2006年3月11日、交通博物館にて)

って、ハッ、売店で時間をつぶしている場合じゃなかった。(-_-)何しに来たの?
帰りにはアキバをウロウロしたいので、さっさと先へ進まねば。

売店の向かいは吹き抜けの大空間。ここが当館の一等地。
ここにドーンと、蒸機が。
C57とはいささか平凡な気もするが、調べてみると当然由緒正しいものなのだった。
写真 C57135(2006年3月11日、交通博物館にて)

その横の壁には、今は亡き蒸機達のプレートが。
まるで墓標のように見えて、昔を偲ばせる。
しかし、時と共に消え去ったのは蒸機だけではない。
もうそろそろ蒸機以外のプレートも加えてやって欲しいものだ。
写真 蒸機のプレート(2006年3月11日、交通博物館にて)

その裏には、巨大ジオラマが。
壁一枚隔てるだけで、一気に空気が変わるなぁ。(-_-)ワルくはないけど。
写真 ジオラマ(2006年3月11日、交通博物館にて)

中央線高架下部にある特別展示室には、秘蔵の模型がズラリと。
実機の製造メーカーや旧国鉄工場が作っていたりもするので、きっと最高級のクオリティなのであろう。
ちなみに、これだけたくさん展示されている中で、自分が模型を持っているものと言えば、コキフ10000とタキ3000の二つだけ。
鉄系おじさんとしてはいささか恥ずかしい。(-_-)おカネの使い道が間違ってるんじゃないの。
写真 鉄道模型の展示案内(2006年3月11日、交通博物館にて)
写真 コキフ10000の鉄道模型(2006年3月11日、交通博物館にて)
写真 タキ3000の鉄道模型(2006年3月11日、交通博物館にて)

やや奥まったところには、実物のパンタと台車が。
これらがガシャーン、ゴゴーッと迫力たっぷりに動くのだ。
個人的にはかなりインパクトあって、ウットリと眺めていたり。
変なおじさんだ、全く。
写真 パンタグラフ(2006年3月11日、交通博物館にて)
写真 台車(2006年3月11日、交通博物館にて)

長い廊下には、交通の年表が。温故知新であるな。
ほぼ毎年書き加えられているよーだ。
直近は2005年までだが、2006年のトピックには当館の閉館が含まれるのかもしれない。
写真 年表(2006年3月11日、交通博物館にて)
写真 年表(2006年3月11日、交通博物館にて)

ずっと見ていたいが、時間がオシてきた。
2階〜4階はさらっと眺めて屋上に出る。
旧万世橋橋駅のホームの横を201系がウネウネと走り抜けて行く。
ちなみに、旧万世橋駅の遺構は残念ながら人数制限のため見学できず。
写真 旧万世橋駅のホーム(2006年3月11日、交通博物館にて)

最後は外回り。
完全に街の一部となっている風情。
館内の展示品は移転先でまた見られるのだろうが、これらはどーなるのかなぁ?
写真 D51と0系新幹線のカットモデル(2006年3月11日、交通博物館にて)
写真 レンガ積みのアーチ(2006年3月11日、交通博物館付近にて)
写真 万世橋の欄干(2006年3月11日、交通博物館付近にて)


追記

2階で見かけた車搬船の模型。
時間もないのに、なぜか心惹かれてしげしげと眺めてしまった。
写真 車搬船の模型(2006年3月11日、交通博物館にて)


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