番外編(34)、半島横断鉄道(061021)


千葉県に引越して既に20年。
この頃は関西弁もすっかり影をひそめ(?)、気分はすっかり千葉県人だ。
ちなみに最近、小湊鉄道といすみ鉄道がみょーに気になっていたのは、きっとそのせいに違いない。(-_-)で、また出かけるワケね。
図 小湊鉄道といすみ鉄道の路線図

常磐線/203系、武蔵野線/205系、総武本線/E231系、内房線/113系と乗り継いで、五井駅に。
内房線を蘇我駅から先に来るのは初めてだ。
五井駅はJR内房線と小湊鉄道の接続点。
写真 113系(2006年10月9日10時50分頃、五井駅にて)

跨線橋を渡って、小湊鉄道へ。
階段下の切符売場で「暴走・・もとい、房総横断記念乗車券(五井→大原、1600円)」を買う。
ホームには単行の気動車が。うーん、いーね。
写真 小湊鉄道のホームとキハ200型(2006年10月9日10時50分頃、五井駅にて)

ホームからは車両基地も見える。
車輌基地は結構広々、また結構たくさんの車輌が。
休日のこの時間は、いかにものんびりムードだ。
写真 小湊鉄道の車両基地(2006年10月9日11時頃、五井駅にて)

五井駅を出発して養老渓谷駅へと向かう。
車窓からの景色はいかにもローカルだが、車内は観光客とおぼしき人が多くて賑やかだ。
車掌さん(車掌っ娘)が車内精算や切符徴収で大忙し。
写真 小湊鉄道の沿線(2006年10月9日11時30分頃、五井駅〜養老渓谷駅間にて)

ちょうど1時間で養老渓谷駅に到着。
小湊鉄道は、この一つ先の上総{かずさ}中野が終点だが、この車輌は、ここで折り返し。
ここも千葉県内なのに、なんだか遠くへ来た気分だ
写真 小湊鉄道のホームとキハ200型(2006年10月9日12時頃、養老渓谷駅にて)

では、謹んで養老渓谷の散策をば。
養老渓谷は、地図に「∴」マークが付いているれっきとした景勝地。
だから、ホント、乗り鉄隠し、とゆーワケじゃないからね。(-_-)怪しい。
写真 宝衛橋と渓谷橋(2006年10月9日12時30分頃、養老渓谷駅付近にて)

散策のお供は、例によって「る○ぶ」。
おっと、お勧めハイキングコースが載ってるぞ。
どれどれ、所要時間は、っと、片道約3時間。がびーん。
写真 白鳥橋(2006年10月9日12時40分頃、養老渓谷駅付近にて)

ちなみに、養老渓谷には、「粟又の滝」別名「養老の滝」があって、なんでも房総一の名瀑{めいばく}と言われているらしい。
でも、その滝は、お勧めハイキングコースの最奥部にあるのだった。
写真 観音橋(2006年10月9日12時50分頃、養老渓谷駅付近にて)

房総一の名瀑かぁ、惹かれるなぁ。
せっかくだから、行ってみたいのはヤマヤマだが。
でも、行けば夕方までかかるから、「房総半島横断」はムリだなぁ。
うーむ、どーすりゃ医院壊。
写真 立国寺の出世観音(2006年10月9日13時頃、養老渓谷駅付近にて)

仕方ない。やはり、今回は「養老の滝」はパスしよう。
千葉県内だし、またの機会もあるだろう。
それに、紅葉の季節にはまだ早い、とゆーこともあるし。
写真 中瀬遊歩道の飛び石(2006年10月9日13時30分頃、養老渓谷駅付近にて)

ちなみに、この辺りは養老温泉郷と呼ばれる温泉地でもあるので、次に来る時はお泊りもいーかも。
道路沿いには旅館も結構たくさんあったし。
写真 中瀬遊歩道の立ち木(2006年10月9日13時40分頃、養老渓谷駅付近にて)

そういえば、その旅館の看板に「黒湯」って書いてあったけど、何だろう。
たぶん黒っぽいお湯なんだろーけど、そんなの見たことないなぁ。
ひょっとして、日焼け効果とかあったりして。(-_-)ない、ない。
写真 中瀬遊歩道の飛び石(2006年10月9日13時30分頃、養老渓谷駅付近にて)

「黒湯」かぁ。惹かれるなぁ。
そーだ、せっかくだから、あとでちょっと寄ってみるか。
写真 弘文洞跡(2006年10月9日13時30分頃、養老渓谷駅付近にて)

でも、別所温泉の時と違って今日は休みだから、絶対に長湯をしてしまうなぁ。
さらに、湯上りにはビールでも、となって、きっと「房総半島横断」どころじゃなくなるなぁ。
うーむ、どーすりゃ医院悔。
写真 中瀬遊歩道の飛び石(2006年10月9日13時30分頃、養老渓谷駅付近にて)

仕方ない。やはり、今回は「黒湯」もパスするか。
「養老の滝」も「黒湯」も「湯上りのビール」も全て先送りか、うーむ。
こーなったら、せめて「湯上りのビール」だけでもすぐに実現させないとなぁ。(-_-)こら。
写真 共栄橋(2006年10月9日13時20分頃、養老渓谷駅付近にて)

とゆーわけで、養老渓谷の散策は、ひとまずここで終了。あとは「房総半島横断」を続行だ。
さて、現在地はとゆーと、地図で見ると養老渓谷駅から上総中野駅へ、やっと1/3ほど進んだ辺り。
養老渓谷駅に戻るか上総中野駅に進むか。
うーむ、どーすりゃ医院怪。
写真 共栄橋付近のトンネル(2006年10月9日13時20分頃、養老渓谷駅付近にて)

やはり、これは養老渓谷駅に戻る方がラクそうだ。ずいぶん歩いた気がするのにまだ1/3だからね。
でも、次の養老渓谷駅発、上総中野駅行きって何時だろ?
で、電話で聞いたら、これがなんと2時間以上も先。がびーん。(-_-)ご旅行は計画的に。
仕方ない。へいへい、歩きゃいーんでしょ。歩きゃ。
写真 峠越え(2006年10月9日14時50分頃、養老渓谷駅付近にて)

しかし、これが峠越えで思った以上にキツイ道。
そりゃそーだよなぁ。平坦だったら、いすみ鉄道と久留里線はとっくの昔に繋がっているはずだもんなぁ。
ありゃー、足が痛くなってきたぞ。参ったなぁ。
結局、丸々1時間ほども歩いて、ようやく上総中野駅に到達。「房総半島横断」もラクじゃない
写真 小湊鉄道の踏切(2006年10月9日15時頃、養老渓谷駅付近にて)

上総中野駅は、小湊鉄道といすみ鉄道の接続点。
一所懸命歩いたご褒美なのか、駅にはタイミング良く、いすみ鉄道の車輌が。
もっとも、タイミングが良すぎて、写真があまり撮れなかったが。
写真 いすみ鉄道のホームといすみ200型(2006年10月9日15時10分頃、上総中野駅にて)

車輌はこじんまりとしているが、まだ新しくてキレイな感じ。
30分弱で大多喜駅に到着。
朝買った切符には、「関東の駅百選認定記念」として、小湊鉄道の上総鶴舞駅とここ大多喜駅の名が。
じゃ、ちょっと降りてみるか。ふむ、たしかに、良い雰囲気だ。
写真 いすみ鉄道のホームと駅舎(2006年10月9日15時30分頃、大多喜駅にて)

大多喜駅には車輌基地があって、構内も広々。
ここでは車輌の増結、解結がおこなわれる模様で、乗ってきた車輌にも増結が。
ちなみに、増結は、ガシャンってゆーかドシャンってゆーか、結構勢いがあるものだ。
写真 いすみ鉄道のホームといすみ200型(2006年10月9日15時30分頃、大多喜駅にて)

降りたついでに、大多喜城(千葉県立博物館大多喜城分館)に行ってみることに。
でも、駅を出たらすぐに大事なことを思い出した。足が痛かったとゆーことを。がびーん。(-_-)足よりもピンボケな頭の方が心配だ。
乗ってきた列車はもう行ってしまったし、次の列車はすぐには来ない。
結局、タクシーのお世話になることに。
写真 千葉県立博物館大多喜城分館(2006年10月9日15時40分頃、大多喜駅付近にて)

大多喜城から戻って、再びいすみ鉄道に乗車。
夕日を浴びて、大原駅に向かう。「房総半島横断」もいよいよ最終コーナーだ。
写真 いすみ鉄道の沿線(2006年10月9日17時頃、大多喜駅〜大原駅間にて)

大多喜駅から約30分で終点大原駅に到着。
大原駅はいすみ鉄道とJR外房線の接続点。
ここに目出度く、「房総半島横断(養老渓谷散策付き)」は達成されたのであった。
写真 いすみ鉄道のホームといすみ200型(2006年10月9日17時30分頃、大原駅にて)

駅前の魚屋で干物と塩辛を土産に買い、さらに駅売店でビールとピーナッツを買って、JR線に乗車。
いやー、これで、ついに正真正銘の(?)千葉県人だ。
と言いたいところだが、まだ銚子も館山も残っているんだよなぁ。(-_-)で、また出かけるワケね。
写真 113系(2006年10月9日17時40分頃、大原駅にて)

【初利用駅】小湊鉄道/養老渓谷駅、いすみ鉄道/上総中野駅、大多喜駅、大原駅、外房線/大原駅
【初乗り】内房線/蘇我駅〜五井駅、小湊鉄道/五井駅〜養老渓谷駅、いすみ鉄道/上総中野駅〜大原駅、外房線/大原駅〜茂原駅
【完乗】いすみ鉄道/上総中野駅〜大原駅
【乗り残し】小湊鉄道/養老渓谷駅〜上総中野駅


追記

あまりにも足が痛くて、帰りは駅の階段を使えなかった。
ちと心配になって、家の近くの銭湯に寄って、気泡風呂と麦飯石風呂と露天風呂でケアを。
それでも、2〜3日は痛かった。
10kmも歩いてないのに、トシかなぁ。


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