番外編(70-3)、四度目の正直−その参(20071027)


あれ、もう最後の週末だ、早いなぁ。乗り鉄、ホントに出来るのかなぁ。 って、成るように成るさ、だ。とにかく、出かければ、何かが起こる。今日も、良い天気だ。
まずは、バイクタクシーで、統一公園へ。おや、保線工事中だ。お揃いのブルーの服が、カッコイイね。
写真 ベトナム国鉄の保線作業(2007年10月6日9時10分頃、ハノイ駅〜ジャップバット駅間にて)

そこから南、つまりジャップバット駅方面へ。散歩とゆーか探検とゆーか、ブラブラと。
おっと、さっそく、建築大学の辺りで、こんなお店が。立体的なデコレーションと、鉄な色合いが、ナイス。店の名前もズバリ「汽車(ホアサー)」。でも、何屋さんなんでせうネ。
写真 ベトナム国鉄の線路周辺(2007年10月6日9時20分頃、ハノイ駅〜ジャップバット駅間にて)

その先、バックマイ病院の辺りでは、こんな踏切が。バリケードはお馴染みだが、線路に突き出た看板、いーのかしらん。
写真 ベトナム国鉄の線路周辺(2007年10月6日9時30分頃、ハノイ駅〜ジャップバット駅間にて)

その先、幹線道路との交差点にある、大きな踏切。もちろん、ここにもバリケード。このバリケードも、1日10回、誰かが開け閉めするわけだ。うーむ、ノンビリした話だなぁ。
写真 ベトナム国鉄の線路周辺(2007年10月6日9時40分頃、ハノイ駅〜ジャップバット駅間にて)

その先の線路脇には、手作りっぽい看板が。笛(コイ)を引く(ケオ)、つまり警笛を鳴らせ、ですな。でも、こんな看板なくても、いつも、警笛を鳴らしている気がしないでもない。
写真 ベトナム国鉄の線路周辺(2007年10月6日9時40分頃、ハノイ駅〜ジャップバット駅間にて)

その先で、線路が複線に。でも、この線路、使われてないのか、完全に、お店に占領されている。大らかとゆーのか、何とゆーのか。
写真 ベトナム国鉄の線路周辺(2007年10月6日9時50分頃、ハノイ駅〜ジャップバット駅間にて)

複線は駅近しのサインのはずだが、その先、かなり長々と複線が続く。
写真 ベトナム国鉄の線路周辺(2007年10月6日9時50分頃、ハノイ駅〜ジャップバット駅間にて)

そして、その先、視界が開けたと思ったら、車両の一群が。機関車と貨車だ。どうやら、駅に着いたらしい。
写真 ベトナム国鉄の駅構内(2007年10月6日10時頃、ジャップバット駅にて)

近付くと、たしかに看板にジャップバット駅とある。でも、駅舎はまだ先で、ここは駅の端、貨物を扱う場所のよう。
写真 ベトナム国鉄の駅構内(2007年10月6日10時10分頃、ジャップバット駅にて)

踏切を渡ってみる。列車が間近に見える。機関車は、これも初めての、D12E型。入れ替え中で、行ったり来たりするたびに列車が長くなっていく。
写真 ベトナム国鉄のD12E-627号機(2007年10月6日10時10分頃、ジャップバット駅にて)

おっと、そろそろ、いつもの列車がやって来る時間。今日は、顔が丸くないD19E型だ。
写真 ベトナム国鉄のサイゴン行きTN1列車(2007年10月6日10時20分頃、ジャップバット駅にて)

踏切を渡ったところには、短い引き込み線と事務所があり、別のD19E型が停車中。
と思ったら、にわかに乗務員が乗り込んで、ヤードに出場。入れ替えを手伝うのか、それとも仕上がった列車を引っ張るのか。
写真 ベトナム国鉄のD19E-910号機(2007年10月6日10時20分頃、ジャップバット駅にて)

片や、入れ替え中の列車は、どんどん長くなって、ついに先頭が踏切を越えるように。いやー、見飽きないなぁ。
写真 ベトナム国鉄のD12E-627号機(2007年10月6日10時20分頃、ジャップバット駅にて)

と、ここでハプニング。踏切の中に長く居たのがマズかったらしく、監視員さんがやってきて、踏切の外に連れ出されてしまう。遮断機も警報機もないので、ついウッカリしていたが、そりゃそーだ。あぁ、恥ずかしい、いいトシをして。
高揚した気持ちが、いっぺんにシュンとなってしまった。これからは、気をつけようっと。

先に進むと駅舎が。いつもの列車は、ここに停まったのかなぁ。
写真 ベトナム国鉄の駅舎(2007年10月6日10時30分頃、ジャップバット駅にて)

さて、ちと休憩するか。喫茶店(カフェー)で珈琲(カフェ)牛乳(スア)氷入り(ダー)を飲みながら、考える。
ともかく、先週、ハノイ駅から一駅乗ろうとしたジャップバット駅には来た。列車もじっくり見た。次は、いよいよ乗り鉄だ。問題はどこを乗り鉄するかだが、何となく、ロンビエンから先に行くのも良いな。そうとなれば、行くのは明日と決めて、今から偵察だ。

ジャップバットの駅前には、デッカいバスターミナルがある。ここからロンビエンに行くバスがあるはず。
写真 ベトナムのバスターミナル(2007年10月6日11時頃、ジャップバット駅付近にて)

バスは初乗り。おっかなビックリだが、バスには終点だけでなく主な経由地も表示されているので、ロンビエン(LON BIEN)を通る路線を探して乗り込む。
乗客がそこそこ乗っているので、それほど待たされることはあるまい、と読む。席に座ってしばらくすると、車掌さんが料金を徴収し始める。3000ドン(20円)の均一料金。
写真 ベトナムのバス切符(2007年10月6日11時10分頃、ジャップバットバスターミナルにて)

では、出発進行。停留所に停まるたび、乗客が乗り込んできて、すぐに満席に。
車掌さんは、入口近くに陣取って、テキパキと料金を徴収し、あるいは定期券を確認する。また、お年寄りが乗ってくると、若い人を立たせて、座らせる。うーん、仕事師だねぇ。
写真 ベトナムのバス車内(2007年10月6日11時20分頃、ジャップバットバスターミナル〜ロンビエンバスターミナル間にて)

ロンビエンに着いたら、駅へと向かう。駅に着いたら、さっそく時刻表を探す。
ここから乗れるのは、ハイフォン線、クァンチェウ線、ドンダン線、イェンバイ線の四つ。それぞれ、ハノイから見ると、東、北、北東、北西方面になる。その中で、ハイフォン線が便数も多く、時間も手ごろ。
ハイフォン線なら、行きは、ロンビエン9時20分発、ハイフォン11時45分着、帰りは、ハイフォン14時55分発、ロンビエン17時25分着、がグッド。メモをしておく。
写真 ベトナム国鉄の時刻表(2007年10月6日12時頃、ロンビエン駅にて)

駅舎に入り、席に座って、周りを観察する。次の列車、13時30分発のイェンバイ行きに乗る人達を見れば、いろいろと参考になろうというものだ。
まだ1時間以上もあるのに、すでに大勢の人が待っている。家族連れ、若い男女、商売人、等々、いずれも、ごく普通の人たちという感じだ。
写真 ベトナム国鉄の駅構内(2007年10月6日12時40分頃、ロンビエン駅にて)

発車時間が近付くにつれ、人がどんどん増えてくる。
席を立ち、窓口で料金表を見る。ハノイ駅で見たものより、細かく分かれていて、自転車、バイク、荷物などという区分もある。荷物車に積むことができるのだろう。
写真 ベトナム国鉄ハイフォン線の料金表(2007年10月6日13時10分頃、ロンビエン駅にて)

列車が到着し、人が乗り込む。何と言うことはない、要するに普通だ。
駅舎を出て、橋の方に少し歩き、列車の発車を待つ。やがて、列車がゆるゆると加速しながら、目の前を通り過ぎていく。
写真 ベトナム国鉄ハイフォン線のDFH21号機(2007年10月6日13時30分頃、ロンビエン駅付近にて)

よし、調査はバッチリだ。明日こそ絶対、自分も乗るぞ、乗ってみせるぞぉ!

【初利用駅】なし
【初乗り】なし
【完乗】なし


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