番外編(379)、築100年(20220219)
いよいよ帰国も迫るなか、最後の休日に、知人のT氏とD氏が、ハノイ市内観光に誘ってくれた。ありがたいなぁ。
どこへ行きたいか、と聞かれたので、ロンビエン駅とザーラム駅に行きたい、とお願いした。迷惑なヤツだなぁ。(-_-)だな。
写真 ベトナム国鉄の駅舎(2022年1月23日9時20分頃、ロンビエン駅にて)
ロンビエン駅に来るのは、
久しぶりだ。間もなくテト(旧正月)なので、新年おめでとう、みたいな飾りつけがあって、賑やかだ。
ホームに待っている人がいるので、まもなく列車が来そうだ。
写真 ベトナム国鉄の駅舎と駅構内(2022年1月23日9時20分頃、ロンビエン駅にて)
チャンスなので、ホームに入りたいけど、入れない。でも、T氏とD氏が駅員さんに頼むと、例によって、入れてしまう。不思議だなぁ。
間もなく、列車がハノイ方面から到着。機関車は、いつものD12E型だけど、スカートが手造りっぽくて、ステキ。
写真 ベトナム国鉄の駅構内と車両(2022年1月23日9時30分頃、ロンビエン駅にて)
間近に見られるので、銘板をチェック。
調べてみると、チェコ共和国または旧チェコスロバキア社会主義共和国のCKD社製と分かる。
写真 ベトナム国鉄の車両の銘板(2022年1月23日9時30分頃、ロンビエン駅にて)
では、お見送りをば。ご安全に。
動画 ベトナム国鉄の車両(2022年1月23日9時30分頃、ロンビエン駅にて)
ロンビエン駅からザーラム駅まで線路に沿って行こうとすると、もれなくロンビエン橋を渡ることになる。
写真 ロンビエン橋(2022年1月23日9時30分頃、ロンビエン駅付近にて)
ロンビエン橋は、築100年以上の古豪にして、今なお現役。いろいろと補修されているが、今でも、初期のトラス構造が一部に残っている。赤錆びた巨大な鉄骨の迫力が、スゴイ。
写真 ロンビエン橋(2022年1月23日9時40分頃、ロンビエン駅〜ザーラム駅間にて)
補修されて、トラス構造が低くなっているところや、トラス構造が全くないところもある。
大丈夫なのかなぁ、と思うけど、下回りを見ると、しっかりとしたガーダー構造になっていて、塗装もキレイだ。
車道の手すりも、最近交換されたっぽい。
写真 ロンビエン橋(2022年1月23日10時10分頃、ロンビエン駅〜ザーラム駅間にて)
主柱も、補修されている。
寄る年波で、さすがに架け替えの話もあるらしいけど、マメに補修すれば、まだまだ使えるかもしれぬな。
写真 ロンビエン橋(2022年1月23日10時30分頃、ロンビエン駅〜ザーラム駅間にて)
そろそろ対岸が近づいてきた。
ザーラム寄りには航路があって、砂を運ぶ船が行き交う。砂をたくさん積んだ船は、ほとんど沈みそうだけど、大丈夫みたい。逞しいね。
写真 ロンビエン橋を通過する船(2022年1月23日10時40分頃、ザーラム駅〜ロンビエン駅間にて)
補修と言えば、橋の鉄骨には、銃弾によると思しき穴や傷もたくさんあるけど、補修されていない。意地でも補修しないってことかな。
写真 ロンビエン橋(2022年1月23日10時50分頃、ザーラム駅〜ロンビエン駅間にて)
ロンビエン橋の長さは、1700m。ゆっくりと歩くと30分ぐらいかかる。なかなかに良い散歩コースだと思うけど、T氏もD氏も歩いたことはないそうだ。ベトナムの人は、どこへ行くのもバイクだからかな。
列車も見たし、橋も渡ったし、少しオナカも減ったし、ザーラムはまた次回に。って、次回もあるの?(-_-)さぁね。
写真 ロンビエン橋(2022年1月23日10時50分頃、ロンビエン駅〜ザーラム駅間にて)
【初利用駅】なし
【初乗り】なし
【完乗】なし