新線改(10)(20090214)


さて、最後はコレ。ポイントに一瞬給電して切り替えるのと同時に切り替えた方の分岐線へ給電する基板。ふぅ。
ちと名前が長いので、以下「ポイ・・基板」。
写真 「ポイ・・基板」

こちらの配線図も、紆余曲折{うよきょくせつ}を経て、現在はこのようなことに。
基板の左下部にあるスイッチが配線図にはない。つまり、使われてない。ってゆーか、そもそも何をしようとして付けたのか、思い出せない。むーん。
図 「ポイ・・基板」の配線図

感知(センサ)基板の機能は、個々のセンサの信号をチャタリグ防止処理して、ORで一つにまとめること。
往復・停止基板の機能は、感知基板からの信号が一回入るごとに停止、待機、逆転すること。
そして、この「ポイ・・基板」の機能は、感知基板からの信号が二回入るごとにポイントと分岐線に給電すること。
状態 進行方向 分岐方向
1側 2側
@
A
B
C
@
以下、繰り返し
図・表 機関車が2台の場合の運転パターン

今回は、機関車が一台増え、分岐線が二本増える。
当然、制御も変わるわけだが、はたしてどこがどう変わらなきゃいかんのか?
状態 進行方向 分岐方向
1側 2側 3側 4側
@
A
B
C
@
以下、繰り返し
図・表 機関車が3台の場合の運転パターン

手ががりを掴{つか}むために、変更前と変更後をよーく見比べてみる。
まず、進行方向の切り替えは同じパターン。そりゃそーだ、端に着いたら逆転するしかないんだから。
次に、分岐方向が列車の往復する間は変わらないのも同じパターン。そりゃそーだ、空きは1台分だから、出て行ったところに戻ってくるしかないんだから。
さらに、機関車が3台の場合の3側と4側は、2台の場合の2側と1側に同じ。 とゆーことで、機関車が3台の場合の1側と2側が新しいパターンということになる。
図 信号パターン

この新しいパターンをどうやって作るのか?
BとCはすでに作っているわけだから、これをモトにDを作ることができれば良いわけだ。
手ががりを掴むために、今度はB、C、Dをよーく見比べてみる。
すると、BかCの一方だけがオンの時に、Dもオンなのが分かる。
そこまで分かれば、コレ、EXOR(Exclusive OR)を使えばよいとゆーことだ。いっちょあがりぃ!
図・表 ANDとORとEXORの論理値表

EXORのICは7486。ANDの7408、ORの7432、NOTの7404、NANDの7400とかは買い置きしてあるけど、さすがにこれは。ちょこっと買ってこよ。


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