トロリーバス考(20110115)


トロリーバスの集電と分岐・・、ナゾなのである。
上海に行った時も観察の機会を得て、通りの架線をジロジロと眺めてきた。
架線を眺めて何が楽しいのか、と周りの人は訝{いぶか}ったであろうなぁ。(-_-)そりゃあ。
写真 上海のトロリーバスの架線(2010年10月23日8時頃、楊浦区長陽路付近にて)

架線の分岐部分は単に線が分かれているだけで、特別な分岐装置などは付いていない。
また、分岐した架線は隣の架線と平面的に交差していて、さすがにそこは絶縁されている様子。
うーむ、簡単だ、つーか簡単すぎるんでないのぉぉ。
写真 上海のトロリーバスの架線(2010年10月23日8時頃、楊浦区長陽路付近にて)

一方、集電部分は溝型。
写真 上海のトロリーバスの集電部分(2010年10月24日9時頃、楊浦区長陽路付近にて)

こんな感じかと想像してみる。
図 トロリーバスの架線と集電部分のイメージ

でも、これじゃ分岐部分だと、つっかえてしまいそう。
図 トロリーバスの架線と集電部分のイメージ

交差部分だと、なおさら。
何か秘密はないのかなぁ。
図 トロリーバスの架線と集電部分のイメージ

そーだ、もしかすると集電部分には、少し傾斜が付いているのかもしれない。
図 トロリーバスの架線と集電部分のイメージ

これなら、分岐部分や交差部分で集電部分が架線に当たっても、集電部分が架線の下側に潜り込むので、つっかえないんじゃないかなぁ。
図 トロリーバスの架線と集電部分のイメージ

と、自分なりの結論に辿りついて、もっと他のトロリーバスの写真を調べてみたら、こんな写真が。
写真 関電トンネルトロリーバスのトロリーポール(出典:ウィキメディア・コモンズ、Neruruさんの写真)

なんとなく、それっぽいよーな気がしないでもないので、とりあえずはこれで納得。
もし、また機会があれば今度は、もっとにじり寄って確認しよう。
って、さらに周りの人は訝るであろうなぁ。(-_-)捕まるぞ。
写真 上海のトロリーバス(2010年10月24日13時30分頃、南京東路付近にて)


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