番外編(189)、一歩及ばず(20130810)

ホーチミンに来たついでに、サイゴン駅にも行った。

ふと駅の壁を見れば、日越国交樹立40周年を記念する看板が。

そして、看板には日本が誇る富士山と、富士川橋梁(にしか見えない)を颯爽と渡る、ベトナム国鉄が誇るD19E型機関車が。

って、そりゃ無理があるでしょーよ。

写真日越国交樹立40周年記念の看板(2013年7月7日14時頃、サイゴン駅にて)

サイゴン駅に行ったのは、じつは、久しぶりに一乗りしようと企んでのことだ。

写真ベトナム国鉄の駅構内(2013年7月7日14時頃、サイゴン駅にて)

サイゴン駅から隣のビエンホア駅まで乗り、また戻る。

のが理想だが、なにぶん列車の本数が少ないので、どちらか片道だけでも良しとする。

駅の時刻表を確認して、戻りを狙うことにした。

写真サイゴン駅からビエンホア駅までの路線図(出典:Google Map)

サイゴン～ビエンホア間の距離は約30km。

さすがに徒歩はキツイので、タクシーを利用。

運転手さんに「ビエンホア駅に行って列車に乗ってサイゴン駅に帰ってくる」と言ったら、「ありえない！」と思われたのか、全く話が通じなくて困った。(-_-)そりゃそーだろ。

ようやく、なんとか理解してもらい、ビエンホアに向かう。

写真コンテナヤード(2013年7月7日15時50分頃、ホーチミン～ビエンホア間にて)

ビエンホアへは意外と時間がかかり、余裕を見ていたつもりだったが、駅に着いた時は、すでに発車時間を過ぎていた。

写真ベトナム国鉄の駅舎(2013年7月7日16時30分頃、ビエンホア駅にて)

車を降りて、ともかくホームに走り込むと、列車はまだ出発していなかった。

駅員さんに「早く乗れ」と言われて「切符を持っていない」と言うと、皆で相談を始めて「切符は売り切れだから乗れない」と言われた。

たしかに、日曜の夕方なので混んでいるのは事実だろうが、本当に満席だとは到底思えない。

でも、それ以上言ってもご迷惑になるだけだ。