番外編(335)、夢か幻の如く(20191022)


富士山が眼下に見えた。
とゆーことは、飛行機に乗っているとゆーことだ。
写真 富士山(2019年9月30日10時10分頃、静岡県上空にて)

さらに、チャイアン(Tri An)湖(注)も見えた。
とゆーことは、そろそろ飛行機を降りるとゆーことだ。
(注)ホーチミン市の北東にあるダム湖。面積は323km2で琵琶湖の約半分。
写真 チャンアイ湖(2019年9月30日13時20分頃、ドンナイ省上空にて)

とゆーことで、またホーチミンに来てしまった。不思議だなぁ。
ホーチミンに来たのは、例によって仕事のためだ。すき屋を検分するためではない。ま、検分もしたけど。しかも、3回も。(-_-)なのか。
写真 すき屋(2019年9月30日16時40分頃、ホーチミン市街にて)

現地での土日に、ダラット旅行でお世話になったH氏から、フエ(Hue)旅行に誘われた。フエはハノイとホーチミンのほぼ中間にある街だ。
そして、フエにはベトナム国鉄の駅がある。なので、時刻表を調べてみた。
うーむ、朝6時にホーチミンを出発しても、フエに到着するのは夜中の1時半、って何?夜19時半の夜行を使っても、到着するのは15時半、中途半端極まりない。
図 フエ駅の時刻表(上り)(出典:フエ観光情報促進センターのHP)

どちらの便も乗車時間は約20時間。やはり、ベトナムで鉄道に乗ろうと思えば、しかるべき時間を確保しなければダメなのだ。いかん、まだまだ考えが甘いな。
仕方ない、じゃあ便利な飛行機で。と思ったら、いきなり1時間45分遅れ、って何?
写真 フエ行きVJ(VietJet)312便の案内(2019年10月4日20時50分頃、サイゴン空港にて)

遅くなったが、ともかくフエには着いた。空港にはH氏が手配したタクシーが待っていてくれて、ホテルにも難なく着いた。
朝、起きると、ホテルはリバーサイドだった。何か歌の文句にあったよーな。リバーの名前はパーフューム(注)。何か歌手の名前にあったよーな。
(注)ベトナム語ではフォンザーン{Huong Giang}、意味は香りの川。
写真 パーフューム川(2019年10月5日6時40分頃、フエ市街にて)

ホテルでH氏のご家族と合流して、貸し切りタクシーで観光に出発ぅ。
すぐ先で、フエ駅付近の踏切を通過。休みがせめて三日あれば、ここを列車で通れるものを。
写真 ベトナム国鉄の踏切(2019年10月5日8時30分頃、フエ駅付近にて)

最初に訪れたのは、ランザーロン(Lang Gia Long)、ザーロン帝陵。つまり、ザーロン帝のお墓。
その昔、フエには王朝があったのだ。ザーロン帝は初代の王様。
写真 ザーロン帝陵(2019年10月5日11時20分〜50分頃、フエ市街にて)

次に訪れたのは、ランカイディン(Lang Khai Dinh)、カイディン帝廟{びょう}。つまり、カイディン帝のお墓。
カイディン帝は12代の王様。初代に比べると、お墓も豪華だ。
写真 カイディン帝廟(2019年10月5日10時30分〜11時頃、フエ市街にて)

次に訪れたのは、フエ王宮。歴代の王様がおわしたところ。
フエの遺産の中でもひときわデカい。
写真 フエ王宮(2019年10月5日13時40分〜14時30分頃、フエ市街にて)

次に訪れたのは、チュアティエンムー(Chua Thien Mu)、ティエンムー寺。お寺もフエには多いらしい。
お寺には漢字が書いてあるが、ベトナムの人は漢字を読めないので、意味を説明してあげると意外と喜ばれる。
写真 ティエンムー寺(2019年10月5日15時40分頃、フエ市街にて)

いやー、今日の観光は言わば、京都のお寺巡りのよーなものであろうか。
と思ったら、最後は観光船。そう言えば、京都にも川下りがあったっけ。
写真 観光船(2019年10月5日16時20分頃、フエ市街にて)

お寺巡りも観光船も、もちろんそれなりに興味深いが、欲を言えば、もう少し鉄との絡みがあればなぁ。
と思ったら、舳先{へさき}の向こうに、鉄橋が見えた。やったね。朝一番に渡った踏切の、右が駅で左が鉄橋だ。
写真 ベトナム国鉄の鉄橋(2019年10月5日16時40分頃、フエ市街にて)

せっかくだから、鉄橋を列車が走ってくれればなぁ。でも、何しろ列車なんてほとんど走ってないから、そんなに都合よくは・・。
と思ったら、ウソのように貨物列車がゆっくりと現れて、鉄橋を通り過ぎて行った。それはまるで、古都ならではの夢か幻の如く。
写真 ベトナム国鉄の鉄橋と貨物列車(2019年10月5日16時40分頃、フエ市街にて)

【初利用駅】なし
【初乗り】なし
【完乗】なし


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