番外編(41)、越南去って、また越南(20070122)


また来てしまった、ハ○イに。正月早々。
今回も、もちろん仕事だが、それはそれとして。
うぉーっ!今度こそ、ベトナムの鉄分を補給するのだーっ!(-_-)コラ。
写真 ベトナムの案内板(2007年1月20日8時20分頃、トンニャット公園付近にて)
※「祝、新しい年、新しいチャンス、新しい勝利。新年おめでとう。」の意味。

とにかく、まずはハノイ駅だ。
今回のホテルからは2km強で、ちと遠かったり。
ベトナム語はもとより、英語も満足に話せないので、少々心配ではあったけど。
やれやれ、無事に辿り着いた。さすがに首都の駅だけあって堂々たる造りではある。
写真 ベトナム国鉄の駅舎(2007年1月20日8時40分頃、ハノイ駅にて)

とりあえず駅の中に入ってみる。おっと、最寄りホームに車両が見えた。うれしかぁ♪
でも、まだ発車まで間があるのか、ホームへの扉は閉まっていて、乗客と思{おぼ}しき人達も待合席に。
なんとなく、入場券なんか買ってホームに入るフンイキじゃないなぁ。
写真 ベトナム国鉄の客車(2007年1月20日8時40分頃、ハノイ駅にて)

仕方ない。ホームに入るのは諦めて、駅の周りをグルっと回ってみるか。
駅を出て、北側の踏み切りまで歩くと、なんと門が閉まっている。
まるで、工場の引込線みたい。
写真 ペトナム鉄道の駅構内(2007年1月20日9時頃、ハノイ駅付近にて)

踏切を渡って今度は逆方向に戻ると、ハノイB駅なるものが。
ハノイ駅と違って、こちらは人がほとんど居ない。
こんな所でウロウロしていると、怪しい人に見られそう。
逮捕でもされたら「日本の恥」になっちゃうから、そそくさと撤収だ。(-_-)ありうる。
写真 ペトナム鉄道の駅舎(2007年1月20日9時頃、ハノイB駅にて)

と思ったら、駅の横手に貨車がチラッと。
日本の恥になるのはイヤだが、やはり見たいものは見たい。
人がこちらにやって来ないのを確かめながら、恐る恐る近づいて。
写真一枚でも、知らない国だと気を使うなぁ。
写真 ペトナム鉄道の貨車(2007年1月20日9時頃、ハノイB駅にて)

さらに進んで、南側の踏切に。
ここも、門が閉まっている。
うーむ、この門は、いつ開くのか。なんだか、とても気になってきたぞ。
写真 ペトナム鉄道の駅構内(2007年1月20日9時20分頃、ハノイ駅付近にて)

よーし、こーなったら、門が開くのを見届けるぞ。
いくらなんでも1時間も待てば、いや2時間か、いや・・。
って、えーい、待つと決めたら待つのだーっ!
で、待つことしばし40分。おぉ、ついに門が開いた。
写真 ペトナム鉄道の駅構内(2007年1月20日10時頃、ハノイ駅付近にて)

続いて、遮断機ならぬバリケードが道路に引き出されて。
って、この道路、半端じゃない交通量なんだよなぁ。
車の流れが止まると、クラクションも鳴り止んで、突然の静寂が。
写真 ペトナム鉄道の踏切(2007年1月20日10時10分頃、ハノイ駅付近にて)

その静寂の中を、・・ゴーッ、ゴーッ、ゴゴーッ、と近づく音。
そして、ついに機関車登場ーっ!やったネ♪D19E-527、ドイモイ号だ。
写真 ペトナム鉄道の機関車(2007年1月20日10時10分頃、ハノイ駅付近にて)

機関車に続いては、客車がゴトン、ゴトンと。
駅で見かけたのは、これだったのかも。
写真 ペトナム鉄道の客車(2007年1月20日10時10分頃、ハノイ駅付近にて)

いやー、見届けてしまった。ヨは満足であるぞよ。
幸せの余韻に浸っている間に、道路の通行が再開。
堰きとめられていた人と車がドーッと。洪水のよう。
写真 ペトナム鉄道の踏切(2007年1月20日10時10分頃、ハノイ駅付近にて)

さて、次はロンビエンだ。
ハノイ駅からロンビエン駅までは2kmほど。
線路伝いに歩けば、ほどなく到着。
写真 ペトナム鉄道の駅舎(2007年1月20日11時10分頃、ロンビエン駅にて)

そして、このすぐ先に、ロンビエン橋が。
大河、ホン河に架かる長大橋で、約100年前に作られたものだとか。
設計者は、なんとパリのエッフェル塔で有名なエッフェルさん。
単線の線路の両側は、バイクと人が通る道路になっている。
写真 ロンビエン橋(2007年1月20日11時10分頃、ロンビエン駅付近にて)

せっかくなので、橋を少し歩いてみたり。
するとタイミングよく、向こうから列車が。ラッキーだぁ♪
今度の機関車は、やや小ぶりのタイプ。形式等は確認出来ず。
写真 ロンビエン橋とベトナム国鉄の機関車(2007年1月20日11時20分頃、ロンビエン駅付近にて)

続く客車の塗色は先ほどと同じ。多分、形式も同じではないかと。
それにしても、この客車、なかなか趣{おもむ}きがあるなぁ。
ちなみに、違う塗色の客車も、ハノイ駅にいた。
写真 ロンビエン橋とベトナム国鉄の客車(2007年1月20日11時20分頃、ロンビエン駅付近にて)

さらに、橋から戻る途中にもチラッと。今度の機関車は赤だ。
いやー、今回は、十分に鉄分を補給させていただきました。
となると、次回は、一度乗ってみたいなぁ。って、次回もあるのか?
写真 ロンビエン橋とベトナム国鉄の列車(2007年1月20日11時30分頃、ロンビエン駅付近にて)

【初利用駅】なし
【初乗り】なし
【完乗】なし


追記

帰りは、ロンビエン駅からハノイ駅まで列車に乗ろうと思って、切符を買おうとしたら、列車はないからバスに乗れ、と言われた。
列車、走っているじゃん、と思ったが、言い出せなかった。
言葉の壁もあるが、なにより、この国のことをまだまだ知らないのがツラいところだ。
まぁ、急ぐことは全然ないけどね。


追記2(20070128)

ある人曰く、「聞くところによるとベトナムも漢字文化圏だそうですが、写真に出てくる文字はみなアルファベットのようですなぁ。」と。
たしかに、現在のベトナム語の表記はローマ字系。でも、元が漢字なので、音が似ているものも。
有名なところでは、「東・西・南・北」が「ドン・タイ・ナム・バック」とゆー具合。もっとも、発音は一筋縄ではいかないが。
ちなみに、写真の貨車に書かれている「ドゥオンサット」は「鉄道」の意味で、「ドゥオン」も「道」に通じているのではないかと勝手に想像しているのだった。
写真 ベトナム国鉄の貨車の表記


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