番外編(48-2)、カモーン(後編)(20070412)


九州鉄道記念館なるものが、門司港にあるらしい。
わざわざ門司まで来たのは、そこに行くためなのだった。
門司駅から門司港駅へは2駅。博多方面とは逆方向に少し戻る。
てっきり支線に違いない。と思っていたら、とんでもない。門司港駅こそ、由緒正しくも鹿児島本線の起点なのだった。
図 門司港付近の路線図

関門トンネルが出来る以前は、門司港駅が「門司駅」であって、下関と門司の間は、船で連絡されていたらしい。
とゆーことは、今の門司港駅は、さぞや寂れた駅に違いない。と思っていたら、とんでもない。風情があるのは当然としても、列車も人も多く活気のある駅なのだった。
写真 駅構内(2007年3月24日10時30分頃、門司港駅にて)
写真 駅舎(2007年3月24日10時40分頃、門司港駅にて)

門司港は、レトロな雰囲気をウリにしている様子。九州鉄道記念館も、その一翼を担っているのかも。
では、謹んで記念館へ。春雨じゃ、濡れて参ろう。
おっと、いきなり蒸機のお出迎えだ。期待出来そう。
ゲートには「Since 2003」と。まだ新しいんですナ。
写真 九州鉄道記念館(2007年3月24日10時40分頃、門司港駅付近にて)

まずは、展示車両をば。屋根付きなので、雨でも平気さぁ。助かるなぁ。
展示車両は全部で8両。蒸機が2両。電機が2両、気動車が1両、電車が2両、貨車が1両。
青梅が蒸機中心だったのに対して、バランス重視の布陣。
当然ながら、全て九州縁{ゆかり}の車両。
写真 9600形、59634号機(2007年3月24日10時50分頃、九州鉄道記念館にて)
写真 C59形、C591号機(2007年3月24日10時50分頃、九州鉄道記念館にて)
写真 EF10形、EF1035号機(2007年3月24日10時50分頃、九州鉄道記念館にて)
写真 ED72形、ED721号機(2007年3月24日10時50分頃、九州鉄道記念館にて)
写真 キハ07形、キハ0741号車(2007年3月24日10時50分頃、九州鉄道記念館にて)
写真 481系、クハ481603号車(2007年3月24日10時50分頃、九州鉄道記念館にて)
写真 581系、クハネ5818号車(2007年3月24日10時50分頃、九州鉄道記念館にて)
写真 セラ1形、セラ1239号車(2007年3月24日10時50分頃、九州鉄道記念館にて)

続いて、屋内展示をば。
メインは、入口正面に鎮座する明治時代の客車。キレイだけど、ホンモノだとか。
サブは、いろいろ。個人的には2階の展示資料がなかなか。
写真 明治時代の貨車(2007年3月24日11時30分頃、九州鉄道記念館にて)
写真 ジオラマ(2007年3月24日11時30分頃、九州鉄道記念館にて)

さて、とりあえず所期の目的は達した、と。あとは、下関へ移動するワケだが。
列車で引き返しても良かったのだが、往時を偲んで、船で海峡を渡ることに。
対岸までは2kmほどだが、船が高速で、5分で到着。もう少し、ゆっくりでもいーのになぁ。
写真 関西汽船の「しいがる号」(2007年3月24日12時20分頃、門司港にて)
写真 門司港(2007年3月24日12時30分頃、門司港〜唐戸港間にて)
写真 関門海峡と関門橋(2007年3月24日12時30分頃、門司港〜唐戸港間にて)
写真 関門海峡(2007年3月24日12時40分頃、唐戸港にて)

門司港側の船着場は駅から近いが、下関側はやや遠い。それでも、モールなどあって、なかなかに賑やか。
下関と言えばフク(フグ)なので、お昼はその一角で、豪華にフクめしとフク汁を。
そこから、バスに乗ったら、あれま、シートまでフクの模様だ。
写真 サンデン交通のバスの座席(2007年3月24日13時20分頃、唐戸停留所にて)
写真 関門海峡と関門橋(2007年3月24日13時30分頃、みもすそ川停留所付近にて)

叔母さんちで数日お世話になった後は、本分の仕事。博多へ移動。
おっと、415系だ。常磐線もそうらしいが、大昔は、あずき色だったなぁ。
小倉で新幹線に乗り換えて、無事、9時に事務所へ。
写真 JR九州の415系(2007年3月27日8時頃、下関駅にて)
写真 100系こだま763号(2007年3月27日8時30分頃、小倉駅にて)

仕事を終えて、博多から東京へ。
こちらの通し乗りは2度目。以前は6時間かかったが、今は5時間。とはいえ、決して短い時間ではない。
でも、大丈夫。今回は、退屈しなかった。なぜって?
じつは、時刻表、日本地図、オーディオプレイヤー、鉄道雑誌、等々、小道具の数々を珍しくも事前に準備していたのだった。進歩だ、あっはっは!(-_-)それほどのコトは。
写真 500系のぞみ42号(2007年3月27日16時30分頃、博多駅にて)

【初利用駅】なし
【初乗り】なし
【完乗】なし


追記

はい、賢明な皆さんは、当然、お気付きですね。
カモーンが「関門」のダジャレであることは。
って、いや、少し不安に。
ちなみに、カモーンには「ありがとう」の意味もあったりして。ベトナム語だけど。


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