番外編(154)、プチ避暑(20110813)


札幌出張を命ず。
札幌かぁ、久しぶりだなぁ。
前回は「鉄、特盛」だったが、今回は控えめに飛行機をば。
羽田も久しぶり。いつの間にか国際線ターミナルが開業し、東京モノレールの新駅も開業していた。
写真 東京モノレールの駅舎(2011年7月6日、羽田空港国際線ターミナルビル駅にて)

この日は天気が良くて、地上が良く見えた。
なので、飛行中はほとんどずっと、窓に貼り付いていた。
下総航空基地や蔵王の火口、六ヶ所村の石油備蓄基地と思しきものが見えた。
そして、青森県下北半島尻屋崎付近から、
写真 青森県下北半島尻屋崎(2011年7月6日10時30分頃、千歳空港〜羽田空港間にて)

海上を飛ぶことしばし、北海道苫小牧{とまこまい}付近へ。
写真 北海道苫小牧市街(2011年7月6日10時40分頃、千歳空港〜羽田空港間にて)

ほどなく、新千歳空港到着。
空港内の駅から快速エアポートに乗車。札幌までは30分強で、至って便利。
しかも、乗車した列車は札幌から特急スーパーカムイとなる車両で、至って快適。
写真 千歳線の駅構内と快速エアポート789系(2011年7月6日11時20分頃、千歳空港駅にて)

札幌で下車し、昼食の後、訪問先に向かう。
訪問先には、少年よ大志を抱け、のおじさんの像があった。
同じおじさんでも、ずいぶん違うものだ。むーん。
写真 クラーク博士像(2011年7月6日12時50分頃、北海道大学にて)

仕事を終えて、この日は札幌自費泊。
そう、翌日は代休を取れたので。
翌日、まずは札幌市営地下鉄に初乗り。これは南北線。
ゴムタイヤ車両でも、思ったほどの違いはないものだ。
写真 札幌市営地下鉄南北線の駅構内と5000形(2011年7月7日9時50分、北18条駅にて)

さっぽろでJRへ乗り換え。
この日の目標は小樽。もっと言えば、小樽市総合博物館。
写真 函館線・千歳線の駅構内と快速エアポート721系(2011年7月7日10時10分頃、札幌駅にて)

銭函{ぜにばこ}を過ぎた辺りで海、日本海(石狩湾)が見える。
きれいな海だ。いいなぁ、海は。
海は小樽の近くまで続く。
写真 石狩湾(2011年7月7日10時30分頃、朝里駅〜銭函駅間にて)

小樽到着。
さすがに観光地らしく、それらしい人が多い。
駅前のバスターミナルで、小樽市総合博物館方面行きのバスに乗る。
はずが、なぜかバスを間違えて、小樽運河など見物してしまう。ちーん。
ま、これはこれで。
写真 小樽運河(2011年7月7日11時40分頃、小樽市街にて)

やや道草を食ったが、正しいバスに乗り換えて、無事、博物館に到着。ふぅ。
この博物館、元は小樽交通記念館。その前は北海道鉄道記念館。さらにその昔、ここは旧手宮線の手宮駅構内。
すでにバスの中から、屋外展示の車両が見えたりもしていて、ちと高揚気味。
いざ参る!
写真 入口(2011年7月7日11時50分頃、小樽市総合博物館にて)

入口を抜けると正面に、しずか号。
その後ろに、い1号客車。
ひっそりと佇んではいるが、北海道の鉄道はここから始まった、という強いメッセージを感じる。
写真 しずか号とい1号客車(2011年7月7日12時10分頃、小樽市総合博物館にて)

いろいろな展示があるが、特に興味深かったのが、これ。
これは、その昔ここ手宮駅のすぐ近くにあった、石炭を積み出すための巨大な桟橋の模型。
石炭を降ろした貨車は、桟橋の先端部分から急坂を下り、その勢いで手宮駅まで戻って来ていた由。
大胆なことをやっていたんだねぇ。
写真 巨大桟橋の模型(2011年7月7日12時10分頃、小樽市総合博物館にて)

館内をじっくり見たあとは屋外へ。
広くて多くの車両が居並ぶところは、横川の「碓氷鉄道文化むら」に似ていなくもない。
屋外の車両は総じて痛み易いが、ボランティアの人達が少しずつ手入れをされているとか。ご立派だ。
まず、ホームに旅客列車が居る。
ED76-509号機、C55-50号機、キハ82-1号車の面々。
写真 機関車と気動車(2011年7月7日12時30分頃、小樽市総合博物館にて)

同じく、貨物列車も居る。
DE10-503、ワム82506、セキ7342、トラ57964、ホキ2226、ワフ29984の面々。
写真 機関車と貨物列車(2011年7月7日12時50分頃、小樽市総合博物館にて)

同じく、事業用列車も居る。
DD51-615、オエ61-309、スエ78-5、チキ6141、ソ34、ヨ7904の面々。
写真 機関車と事業用列車(2011年7月7日12時50分頃、小樽市総合博物館にて)

他にもいろいろ居る。
C12-6、キシ80-12、キハ22-56、ED75-501、キハユニ25-1、キハ27-11、キロ26-107、キハ56-23の面々。
写真 機関車と気動車(2011年7月7日13時頃、小樽市総合博物館にて)

さらにスゴイのは、動態保存機、Poter4514アイアンホース号。
実際に乗客が乗った客車を引き、終点で転回し、機回しし、再度客車を引いて始点に戻る。しかも無料。
サービス満点。良心的。
写真 Poter4514アイアンホース号(2011年7月7日13時20分頃、小樽市総合博物館にて)

そして、機関庫がある。
機関庫の中にも、機関庫の近くにもいろいろ居る。
特に、除雪車がたくさん居る。
キ601、キ800、キ752、キ718、7150大勝号、キハ03-1の面々。
写真 機関車と除雪車(2011年7月7日13時50分頃、小樽市総合博物館にて)

時間をかけて、隅から隅まで見た。
十分に堪能して、小樽駅に戻る。
1976(昭和51)年7月、つまり今から35年前、この辺りから小樽駅を見たことを思い出す。
記憶はあやふやだが、なんとなく懐かしい。
写真 函館線の駅舎(2011年7月7日15時頃、小樽駅にて)

では、撤収。
まだ少し時間があるので、札幌で途中下車。
時計台とテレビ塔を観光。
写真 時計台とテレビ塔(2011年7月7日16時頃、札幌市街にて)

ってウソです。もう少し札幌市営地下鉄に乗ろうと、大通まで歩いたら見えただけ。
今度は東西線。大通から新さっぽろへ。
写真 札幌市営地下鉄東西線の駅構内と8000形(2011年7月7日16時10分頃、大通駅にて)

新さっぽろでJRへ乗り換え。
快速エアポートで新千歳空港へ。そして羽田へ。
充実の二日間だったが、さらに帰りは京浜急行で、国際線の新駅と、蒲田の新高架駅もちらっとチェック。
もしかして、国内出張が減ったから執着心が増えたのかな。ブルブル。
写真 京浜急行羽田線の駅構内(2011年7月7日20時20分頃、羽田空港国際線ターミナルビル駅にて)

【初利用駅】千歳線/新千歳空港駅、新札幌駅、函館線/小樽駅、札幌市営地下鉄南北線/北18条駅、さっぽろ駅、札幌市営地下鉄東西線/大通駅、新さっぽろ駅
【初乗り】千歳線(空港支線)/新千歳空港駅〜南千歳駅、函館線/手稲駅〜小樽駅、札幌市営地下鉄南北線/北18条駅〜さっぽろ駅、札幌市営地下鉄東西線/大通駅〜新さっぽろ駅
【完乗】千歳線/沼ノ端駅〜白石駅および新千歳空港駅〜南千歳駅


追記(20220723)

古い写真を見たら、旧手宮機関庫にも行っていた。えーっ、そーなの?
旧手宮機関庫(1976年7月11日)


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