番外編(355-2)、コロナですが、何か?(20200815)


では、伊万里{いまり}行きの列車に乗って、出発ぅ。
一日乗車券を買ったら、時間が時間だけに、駅員さんから一日乗車券ですかぁ?と聞かれた。もし私が駅員さんでも、同じことを聞くよなぁ。
写真 松浦鉄道の一日乗車券

佐世保からしばらくは住宅地で、駅間が短い印象。
佐世保から40分ほどで、佐々{さざ}に到着。車両基地があって、駅舎も立派。
写真 松浦鉄道の車両基地、車両、駅構内、駅舎(2020年8月1日17時頃、佐々駅にて)

佐々を出ると、徐々に田園風景に。
築堤あり、鉄橋あり、切り通しあり、トンネルあり。この辺りの鉄橋は竹筋コンクリート製のものがあるそうだ。
写真 松浦鉄道の軌道(2020年8月1日17時10〜20分頃、吉井駅〜潜竜ヶ滝駅間にて)

佐世保から1時間ほどで、たびら平戸口に到着、下車。日本最南端の駅に続き、日本最西端の駅もゲットだぜぃ。構内には鉄道むすめの西浦ありさちゃんのイラスト入りの案内板があり、駅前には石碑がある。
最西端の駅と言えば、沖縄にもあったなぁ。でも、あちらはモノレール、こちらはモノじゃないレール。まぁ、日本一がたくさんあっても、いーじゃん、別にぃ。
写真 松浦鉄道の駅構内、車両、駅舎(2020年8月1日17時40分頃、たびら平戸口駅にて)

次の伊万里行きの列車は1時間後。構内には小さな鉄道博物館があるが、閉館中。駅前にもこれといって何もない。ホントは平戸まで行ってみたいが、歩ける距離じゃない。どーしたものかと、一服しながら思案していると、タクシーが来たので、運転手さんに相談すると、30分平戸観光を提案してくれた。いーね、さっそく出発ぅ。
平戸大橋を通って、平戸島へ渡り、平戸港、平戸城、平戸ザビエル記念教会などなどを案内してもらった。運転手さんは観光ガイド資格をお持ちだそうで、平戸にまつわるいろいろな説明をずっとしてくれた。
写真 平戸大橋、平戸港、平戸ザビエル記念教会(2020年8月1日18時〜18時10分頃、平戸市街にて)

駅に戻り、次の列車が来るまで、駅構内を探検。近くに、たびら自然昆虫園があるので、構内には昆虫写真があったり、巨大カマキリ像があったりした。調べてみると、昆虫写真家として有名な栗林彗{さとし}氏が平戸出身だからのようだ。
巨大カマキリ像の横には、これを果敢にも昆虫網で捕獲しようとする人形が乗るセラ1-220号車があった。松浦鉄道の前身の松浦線では石炭輸送がおこなわれていた名残りのようだ。セラ車には、何と鷹取工場の銘板があった。こんなところでも、鷹取工場の名前を目にするとは。偉大なり、鷹取工場。
鉄博訪問記録
写真 松浦鉄道の駅構内(2020年8月1日18時30〜40分頃、たびら平戸口駅にて)

次の列車に乗って、伊万里へ向かう。すでに19時を過ぎて、宵闇{よいやみ}が迫る。でも、夏だし、九州なので、まだこの明るさ。
御厨{みくりや}を過ぎると海が見えた。伊万里湾だ。巨大な発電所も見えた。
写真 伊万里湾、松浦発電所(2020年8月1日19時10分頃、御厨駅〜松浦発電所前駅間にて)

さらに日は暮れて、いよいよ夜に。なので、周りの景色は分からないが、駅には近隣の子供達が書いたと思しき絵があって、退屈を紛らわしてくれる。
たびら平戸口から1時間ほどで、終点の伊万里に到着、下車。伊万里と言えば、伊万里焼。でも、すでに20時を過ぎて、さすがに街をブラつく時間はない。そのまま、有田行きの列車に乗り換え。
写真 松浦鉄道の駅構内と車両(2020年8月1日19時50分〜20時頃、鳴石駅と伊万里駅にて)

伊万里から30分ほどで、終点の有田に到着、下車。目出たく、松浦鉄道を完乗だ。為せば成るとゆーか。
有田で佐世保線に乗り換え。次の列車は早岐止まりだったが、駅員さんに聞くと10分ほどで乗り継ぎができるそうなので、乗車。車両は411系。頑張ってるなぁ。
写真 松浦鉄道と佐世保線の駅構内と車両(2020年8月1日20時30〜40分頃、有田駅にて)

早岐で大村線からのSEA SIDE LINER号に乗り換え。車両はキハ220系と200系。
有田からさらに30分ほどで、佐世保に到着、下車。すでに21時20分。とはいえ、16時に出発して、平戸観光もしたと思えば、まずまず。
佐世保のホテルに泊まって、明日は軍港ツアーだぜぃ。
写真 佐世保線の駅構内と車両(2020年8月1日21時〜21時20分頃、早岐駅と佐世保駅にて)

【初利用駅】松浦鉄道西九州線/たびら平戸口駅、有田駅、佐世保線/有田駅
【初乗り】松浦鉄道西九州線/佐世保駅〜有田駅
【完乗】松浦鉄道西九州線/佐世保駅〜有田駅


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