番外編(186)、続、カモーン(20130713)


昨年11月に下関の叔母さんが亡くなり、このところ家のことやらお墓のことやらで、ちょくちょく下関に出かけている。
新幹線は時間がかかるので、飛行機を使っているが、この日は山口宇部空港ではなく、北九州空港への便を選んだ。
航空会社はスターフライヤー、想像以上に秀逸。何てったって「鷹の爪」が見られるんですからぁぁ!
写真 鷹の爪(2013年5月15日19時40分頃、羽田空港〜北九州空港間にて)

北九州空港は以前に一度だけ使ったことがある。
その時は、空港から下関駅行きのバスに乗ったが、いつの間にか廃止になっていた。
なので、小倉駅行きのバスに乗る。
朽網{くさみ}駅行きとか苅田{かんだ}駅行きとかも心惹かれるんだけどなぁ。でも、事前調査不足につき、この時間だと、さすがに自重。
写真 西鉄バス(2013年5月15日20時30分頃、北九州空港にて)

小倉駅からは門司港行きの列車に乗る。
一つ先の門司で下関行きの列車に乗り換え。車両はステンレス製の415系。常磐線では見慣れた車両だが、こちらでは初めて見た。
門司を出たら、おっと、停電だ。そーか、ここが、交直切替のデッドセクションなのネ。
写真 山陽線のデッドセクション(2013年5月15日21時30分頃、門司駅〜下関駅間にて)

トンネルで関門海峡をくぐり、下関到着。
北九州空港を使うと、やはり山口宇部空港よりは時間がかかる。
でも、「鷹の爪」とデッドセクションを満喫出来たから、全く問題なし。
写真 山陽線の駅構内と415系(2013年5月15日21時40分頃、下関駅にて)

翌日からは、銀行に行ったり、公証人役場に行ったり、市役所に行ったり、裁判所に行ったりした。なかなかに忙しいのである。
そのついでに、下関にある「海峡ゆめタワー」に初めて登ったりもした。なかなかにやりくり上手であるナ。
タワーの展望室の高さは143m。文字通り、海峡が一望できる。
海峡は、関門橋が架かる辺りが最も狭く、新幹線と国道2号線のトンネルもその辺りを通っている。
写真 関門海峡(2013年5月16日15時頃、海峡ゆめタワーにて)

最終日、再び北九州空港へ戻る。
せっかくなので、少し早めに出て、関門橋近くの国道トンネルを通ってみることにした。
大昔には、何度か通ったことがあるが、それがいつだったか思い出せないぐらいに、ご無沙汰中。
トンネルに入る前に、海峡を眺める。対岸が、すぐそこに見える。こちら側が壇ノ浦、向こう側が和布刈{めかり}。
写真 関門海峡(2013年5月18日15時頃、壇ノ浦にて)

トンネルは二階建てで、上が車道、下が人道。
人道は、ほぼ海峡の間だけにあり、地上と人道の間は、エレベータで往来する。
エレベータも含めて、人道の通行料は無料。大昔には無料じゃなかったような気がするが、もはや定かでない。
写真 関門人道トンネル入口(2013年5月18日15時頃、壇ノ浦にて)

人道の巾は約5m、高さは約3m、長さは780m。
はて、このサイズは東成田〜空港第2ビルの連絡通路と似ているなぁ。
でも、こちらは、れっきとした国道だし、山口県と福岡県の県境もあるし、なにより人が居る。ダメだ、千葉県の負けだ。(-_-)比べるなって。
写真 関門人道トンネル(2013年5月18日15時10分頃、壇ノ浦〜和布刈間にて)

トンネルを抜けると、門司。
トンネルに入る前と同様に、海峡を眺める。たった数百mの海峡なんて、まるで奇跡のようだなぁ。
写真 関門海峡(2013年5月18日15時20分頃、和布刈にて)

さて、この辺りに、門司港レトロ観光線の「関門海峡めかり駅」があるはずだが。
おっと、これか。EF301号機とオハフ33-488号車。いーね。
写真 EF301号機とオハフ33-488号車(2013年5月18日15時30分頃、和布刈にて)

って、ウソです、ごめんなさい。ホントは、これ。
では「関門海峡めかり駅」から「九州鉄道記念館駅」まで、一乗りするぞぉ!
以前、九州鉄道記念館に来た時には、門司港レトロ観光線はまだ開業していなかったんだよなぁ。
機関車は南阿蘇鉄道で「トロッコ列車ゆうすげ号」として使われていたものらしい。
写真 門司港レトロ観光線の駅構内と車両(2013年5月18日15時30分頃、関門海峡めかり駅にて)

「関門海峡めかり駅」は海辺なのに山あいの雰囲気がする。駅を出ると、すぐにトンネルがあって、さらにその感が増す。
トンネルを抜けると「ノーフォーク広場駅」。風景は一転して港に。港の向こうに関門海峡が見える。
その先、「出光美術館駅」は倉庫街で、終点の「九州鉄道記念館駅」は高層ビルも建つ都会。
って、まるで、レイアウトみたいな趣き。
写真 門司港レトロ観光線の駅構内と車両(2013年5月18日15時50分頃、九州鉄道記念館駅にて)

「九州鉄道記念館駅」に来れば、当然、九州鉄道記念館に行くしかない。
ワケだが、ゆえあって、今日は粛々と門司港駅に向かう。
写真 鹿児島線の駅構内と車両(2013年5月18日16時頃、門司港駅にて)

門司港から小倉へ行き、しかし、今度はバスではなく、日豊線に乗り換える。
やはり、どうしても、朽網駅に行ってみたいのでー。
写真 日豊線の駅構内と車両(2013年5月18日16時40分頃、朽網駅にて)

【初利用駅】平成筑豊鉄道門司港レトロ観光線/関門海峡めかり駅、九州鉄道記念館駅、日豊線/朽網駅
【初乗り】平成筑豊鉄門司港レトロ観光線/関門海峡めかり駅〜九州鉄道記念館駅
【完乗】平成筑豊鉄道門司港レトロ観光線/関門海峡めかり駅〜九州鉄道記念館駅


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